スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

155年5日~8日『収穫、パン焼き、フェルタ祭』


5日。
今日はお昼からギートの刈り入れ作業がある。



QUKRIA_SS_0041_201309281949541bc.jpeg


この間種蒔きをしたような気がするのに。季節が巡るのは早いなぁ。


続きを読む »

スポンサーサイト

155年1日~4日『酒場からの卒業』


155年、1日。


QUKRIA_SS_0001_201309281945047cb.jpeg


今日からまた、新しい年が始まる。


続きを読む »

154年27日~30日『二の姫』


27日。


QUKRIA_SS_0217_201309222002518fc.jpeg


もう随分寒くなったよね。風邪をひかないように、気を付けよう。


続きを読む »

154年16日~26日『その手の温もり』


16日。
今日はエステバン君の結婚式だった。



QUKRIA_SS_0173_20130922195656f0d.jpeg


ハヅキちゃんと色々あったみたいだけど、これからはレメディオスちゃんと仲良く幸せにね。

続きを読む »

154年9日~15日『超ワイルドな花嫁』


9日。
今日はルイーズちゃんの妹、ヘレナちゃんの結婚式の日。



QUKRIA_SS_0124_20130921213740a2a.jpeg


続きを読む »

154年5日~8日『親友の痛み』


154年、5日。


QUKRIA_SS_0070_201309200020182d3.jpeg


去年蒔いたギートを収穫する日。
今年の実入りはどうかな?


続きを読む »

154年1日~4日『酒場の店主』


154年、1日。


QUKRIA_SS_0001_20130920000930f8b.jpeg


年が明けて、今日からまた新しい1年が始まる。

続きを読む »

153年23日~30日『父の気持ち』


23日、昼。
今年も牧場から水車小屋へ堆肥を運ぶ日がやってきた。



QUKRIA_SS_0206_201309162040309c5.jpeg

QUKRIA_SS_0207_201309162040473b8.jpeg


重くて大変な仕事だけど、来年も良い作物を作る為には必要な事なんだ。


QUKRIA_SS_0208_201309162041031a8.jpeg


夕3刻には、無事に運搬作業も終了。
みんな、今年もお疲れ様でした!


ルイーズちゃんも、お疲れ様。せっかくだし、一緒に帰ろうか。


QUKRIA_SS_0210_20130916204115c21.jpeg





24日。
朝、仕事に行く途中、エナ区内を歩いてるマイケル君を見掛けた。



QUKRIA_SS_0211_2013091620413098a.jpeg


アカツキ…ていうことは、僕の家に用事かな?
あ、もしかしてシオンちゃんに会いに行ってくれてるの?ふふ、仲良くしてあげてね♪



仕事の合間を縫って、ラナンの橋でルイーズちゃんとデート。


QUKRIA_SS_0212_20130916204141a94.jpeg


今朝マイケル君に会ったことを話したら、『将来シオンの好(よ)き人になるやもしれんな』って。
うーん…それはそれで微笑ましくもあるけど、父親としてはちょっぴり複雑な気分かも。




デートを終えて一度帰宅する途中、子供たちがお花を持って走って行くのを見掛けた。


QUKRIA_SS_0213_201309162041558e2.jpeg


ああ、今日はダロスの早駆けかぁ。
僕は走るの苦手だったから、3年間一度も一番になったことなかったよ。



夜、仕事を終えた僕は、お店でネオンの花の苗を買ってきて、僕たちが住んでるエナ区1-1の花壇全部に植えてみた。


QUKRIA_SS_0214_201309162042084be.jpeg


色とりどりに光るお花が、とってもキレイ。
早くこの区画にも、誰か引っ越してくればいいのになぁ。






25日。
今日はギートの種蒔きがある。
水車小屋へ出掛ける前に、ルイーズちゃんがキスしてくれた。



QUKRIA_SS_0215_2013091620422097f.jpeg


…うん、今日も一日頑張ろう。


QUKRIA_SS_0217_201309162042398e5.jpeg


来年もたくさん実入りのいいギートを収穫する為に、張り切って種蒔きしよう!



ギートの種蒔きを終えて、少し時間が出来たから、エディ君に会いに行ってみようと教会へ向かった。
神官の部屋に入る前、ふと結婚式の予約表が視界に入ったから、来年はどうなってるんだろうと思って覗いてみたんだけど…



QUKRIA_SS_0222_20130916204305724.jpeg


ヘレナちゃんに……ハヅキちゃんも婚約したんだ。
うわぁ、あとで『おめでとう』って言いに行かなきゃ!あ、ルイーズちゃんにも、ヘレナちゃんの婚約のこと教えてあげなきゃね。



結局、神官の部屋にはエディ君はいなくて。
仕方がないから教会の外へ出たら、父さんが闘技場の前で佇んでた。



QUKRIA_SS_0223_20130916204327b2d.jpeg


たまには、父さんに稽古つけてもらおうかな。勝てないのは分かってるけどね。
…父さんは応じてくれたけど、なんだか元気がないみたい…?どうしたんだろう。



QUKRIA_SS_0226_201309162044024b0.jpeg


あれ…?父さん、いつもより技のキレが悪い…?


QUKRIA_SS_0227_20130916204417a83.jpeg


……えっと…僕、勇者の父さんに勝っちゃった…。


「…父さん?なんだか上の空みたいだけど、何かあったの?」
「………あ?あ、あぁ…別になんでもねぇよ。強くなったなぁ、アサヒ。ハハハ…」
「……ねぇ、もしかして……ハヅキちゃんのこと?」
「うっ!?;……な、なんで分かったんだよ…」
「まぁ、なんとなくだけど」

僕がそう答えると、父さんは大きな溜め息を吐いてその場に座り込んだ。

「…ったく、お前らはよぉ。成人したかと思えばさっさと親元離れやがって…」
「えっと…うーん………ごめんね?」
「バカタレ。別に謝るこっちゃねーや」

要するに、父さんは寂しいんだね。
うん、口に出したら絶対怒られちゃうから、言わないけど。




闘技場からの帰り道、市場に差し掛かったところで、丁度よくハヅキちゃんに会った。


QUKRIA_SS_0229_20130916204450930.jpeg


婚約おめでとうって伝えたら、真っ赤になっっちゃったんだけど…小さい声で、『ありがとよ』って言ってくれた。
すぐに走って行っちゃったけどね。






26日。
今朝も、僕の家に駆け込んでいくマイケル君。



QUKRIA_SS_0228_20130916204434524.jpeg


あはは。これは本当に、将来マイケル君にシオンちゃんを取られちゃったりしてね?





28日。
今日の円卓会議の議案は、給与の配分比率について。



QUKRIA_SS_0230_20130916204503631.jpeg


って、あれ?エステバン君、アスター神官になったんだ?
そっか。今日はよろしくね。



QUKRIA_SS_0232_201309162045189d3.jpeg


今日の議案の担当は、農場長の僕。
僕としては、配分比率は…



QUKRIA_SS_0234_20130916204530495.jpeg


やっぱり、『両方仲良く』。これが一番だと思うんだ。


QUKRIA_SS_0236_201309162045434c2.jpeg

QUKRIA_SS_0237_20130916204559d14.jpeg


無事に可決されて、よかった。
おばあちゃんも、賛成してくれてありがとう♪




会議が終わって円卓の間から出たら、丁度ヘレナちゃんがいたから一言婚約のお祝いを。


QUKRIA_SS_0238_20130916204612d74.jpeg


来年の結婚式、必ず参列するからね。





29日。
夕方から、農場員のみんなに今年の仕事納めの挨拶。



QUKRIA_SS_0239_20130916204624045.jpeg


みんな、今年も1年お疲れ様でした。来年もまた、元気に仕事頑張ろうね!


QUKRIA_SS_0242.jpeg


うーん。自分で自分を褒めるのって、なんだか変なかんじ。





30日。
ルイーズちゃんとの待ち合わせでハールの庭園に来たら、シズニ神官のエディ君と工芸家のパウリーナさんが天使像の前にいた。



QUKRIA_SS_0247.jpeg


今年1年この国を見守ってくれた天使像を、川に流しにいくんだね。
エディ君、シズニ神官が板についてきてるなぁ。




今年最後のデートは、教会の裏の墓地で。


QUKRIA_SS_0248_20130916205015756.jpeg


うん、僕たち生まれ変わっても、また一緒にいたいね。



夜になって、僕たちは年越しを祝う意味で、それぞれベルカエールとシトラエールを飲み干した。


QUKRIA_SS_0249_2013091620503125a.jpeg

QUKRIA_SS_0251_20130916205048485.jpeg


今年もいろんな事があったよね。
来年は、一体どんな事が僕らを待ってるんだろう?



QUKRIA_SS_0252.jpeg

QUKRIA_SS_0255_201309162051107f5.jpeg


ルイーズちゃんとシオンちゃんにキスをして。
それから3人川の字になって、眠りについた。
来年も、いい年でありますように。















*********************************************************************************************

ちょくちょくアカツキ家へ遊びに行くマイケル少年が、なんか可愛くて仕方ない中の人ですw
来年は妹のハヅキちゃんと義妹のヘレナちゃんが相次いで結婚するし、中々おめでたい年になりそうです。

153年18日~22日『シズニの導き』


18日。
甥っ子のマイケル君の1歳の誕生日だったから、一言お祝いしに姉さんの家へ。



QUKRIA_SS_0179_20130916203512860.jpeg


ニールさんにソックリだね、マイケル君。
キミが産まれたのが、つい昨日のことみたいだよ。




それから、朝危篤のお報せがあったハーティさんのお見舞い。


QUKRIA_SS_0180_2013091620352356d.jpeg


ハーティさん…まだ、20歳なのに。


QUKRIA_SS_0181_20130916203535906.jpeg


息子さんのイヴァーノ君だって、今年入学したばかりでまだ小さいのに…。
遺す方も、遺される方も、寂しいし悲しい。

僕はどのくらい、シオンちゃんと一緒にいられるのかな…。





「そのようなこと、心配せずとも大丈夫だ。きっとアサヒさんも私も、共に白髪になるまで生きておろうよ」
「うん、そうだね、ルイーズちゃん。…さてと、今日はどこに行く?」
「ラナンの橋に参ろう!あの橋からの眺めが、好きなのだ」

昼下がり。
僕とルイーズちゃんは、手をつないでお喋りしながらラナンの橋へ歩いていく。

その時、シズニ神官様とすれ違ったんだけど…



QUKRIA_SS_0182_20130916203550578.jpeg


…あれ?エディ、君…?
………見間違い、かなぁ。





夕方、ハーティさんのお葬式に参列したんだけど…


QUKRIA_SS_0183_20130916203605be6.jpeg


やっぱり、昼間見たのは見間違いじゃなかった。
エディ君、シズニ神官を継承したんだ。




お葬式が終わって、僕はすぐエディ君に話し掛けた。


QUKRIA_SS_0184_20130916203623b97.jpeg


「エディ君!…神官様になっちゃったんだね」
「あ…うん。ベルナルトさんが、やっぱりお年寄りが神官だと何かと心配だからって」
「そっか。ベルナルトさん、マヌエルさんが亡くなって、急遽選ばれたみたいだったからね…。心の準備が出来てないままだったのかもね」
「そうだね。まあ、ボクは兄さんもシズニ神官だったから、なんとなく声を掛けやすかったのかな」

そう言ってエディ君は笑うと、やる事が残ってるからって教会のシズニ神官の部屋へ戻っていった。
…でも、アメリアさんはどうするんだろう?
アメリアさんはイスカの乙女だし、エディ君まで神官になっちゃったら、何かと障害が出てきて大変なんじゃないかな…。
…ううん、それでも僕は応援してるよ、エディ君。






19日。
今日は、魔導師長のファビオさんが危篤に。



QUKRIA_SS_0185_20130916203635dc9.jpeg


ファビオさんとは参議として、この間会議で会ったばっかりなのに。
そう思うと、なんだか余計に寂しいよ。
…ファビオさん、長い間お疲れ様でした。




昼になって、釣りをしようと南通りの川沿いへ向かっていたら、魔導師長の服を来たおばあちゃんが歩いてるのが見えた。


QUKRIA_SS_0186_2013091620364911e.jpeg

QUKRIA_SS_0187_20130916203701732.jpeg


そっか。ファビオさんが亡くなったから、繰り上がりでおばあちゃんが魔導師長になったんだね。
父さんと一緒に先生として学校で授業することは出来なくなったけど、これからは僕と一緒に円卓会議に出席出来るね。




夜になって、僕は闘技場へ来ていた。
今年の選抜試合の優勝者が、今夜決まる。



QUKRIA_SS_0189_20130916203732818.jpeg

QUKRIA_SS_0190_20130916203745899.jpeg


今のところ、エゴイツさんの方が優位に立ってる。
もしかしてこのまま逃げ切れるかなって思ってたら…



QUKRIA_SS_0191_20130916203759554.jpeg


最後の最後で、クリスティンさんが逆転!


QUKRIA_SS_0192_201309162038108c6.jpeg


物凄い僅差だったけど、今年の選抜試合を制したのはクリスティンさんに決まった。






20日。
今日はソルが顔を出さないから、1日中夜みたいに暗い。
そんな中でまどろんでたら…



QUKRIA_SS_0194_2013091620382384d.jpeg


クランマーさん……って、ペネロペちゃん?
わぁ、今日が予定日だったんだ!



報せを受けて駆けつけたら、そこにはもう既に、新しい命が産まれていた。


QUKRIA_SS_0195_201309162038348c0.jpeg

QUKRIA_SS_0197_20130916203845d19.jpeg


色の白い、可愛い男の子・エルモ君。
まさか自分の子供が産まれる日がくるなんて…って、アルドヘルムさんは泣き笑いしながら喜んでた。





ソルの復活の儀式が始まる頃。
僕はいつもの誓いの丘じゃなくて、南の塔へ登っていた。



QUKRIA_SS_0200_201309162039113aa.jpeg


小さくだけど、誓いの丘から昇っていくソルのともしびが、ここからも見える。
ひとしきり眺めた後、僕も持ってきていたともしびを揚げた。



QUKRIA_SS_0201_20130916203924ad3.jpeg


僕と、ルイーズちゃんと、シオンちゃんの分のともしびが、ふんわりした光を宿して、ゆっくり昇っていく。
あの誓いの丘からも、この光は見えるのかな。







22日。
大通りを歩いてると、連れ立って歩くハヅキちゃんとロング君の後姿が見えた。



QUKRIA_SS_0202_2013091620393616c.jpeg


…あ、もしかして。また、『修羅場』?
なんか心配だなぁ……ちょっとついていてみよう。



QUKRIA_SS_0203_201309162039495bf.jpeg


しばらく様子を伺ってたけど、僕が心配してたようなことじゃなかった。
よかった。ハヅキちゃん、今度はうまくいってるみたいだね。




夜、家に帰るといむぐるみが置いてあった。


QUKRIA_SS_0204_20130916204001593.jpeg


ふふ、ルイーズちゃんだね。
シオンちゃんにはまだ早いけど、お店に並んでるぬいぐるみを見ると、つい買ってきてあげたくなっちゃうものね。
とりあえず、このコはシオンちゃんの枕元に置いておいてあげよう♪















*********************************************************************************************

PCの同性の親友は、イスカの乙女と恋愛した挙句シズニ神官になっていまうという呪いでも掛かっているのだろうか;;
現段階で、既にアルドヘルム君の二の舞臭が漂ってきているエディ君。どうかさっさと俗世に帰って来て下さいorz

しかしアルドヘルム君は、20歳にして男の子に恵まれました…!
よかったね、アルドヘルム君!><。 クランマー家の血筋は絶えずにすんだよ!

153年9日~16日『金のたまごと大きなフィン』

9日。
従兄弟のカルメロ君の結婚式のお報せが、朝一番で届いた。



QUKRIA_SS_0134_2013091521382341d.jpeg


婚約してたのは知ってたけど、今日が結婚式だったんだね。
急いで支度しなくっちゃ。



QUKRIA_SS_0135_20130915213833131.jpeg


家を出る時に、ルイーズちゃんがキスをくれた。
ありがとう、ルイーズちゃん。行ってきます♪




教会に入ると、もうカルメロ君が到着してた。


QUKRIA_SS_0138_20130915213842c4a.jpeg


なんだか随分緊張してるみたい。
式の準備が始まるまで少しお話ししてたんだけど、カルメロ君はずっとソワソワしっぱなしだった。
人生の晴の日だもの、仕方ないよね。



QUKRIA_SS_0140_201309152138515fe.jpeg


カルメロ君、誓いの言葉を何度か噛んじゃったけど、無事に結婚式も終了。
たくさんの拍手を浴びて、2人とも凄く幸せそうだ。僕も、2人を見てると幸せな気分になってくるよ♪






10日。
夜、おじいちゃんの第1試合があったから、闘技場へ応援に行った。



QUKRIA_SS_0144_201309152139176a0.jpeg


おじいちゃん大丈夫かな…。腰を痛めたりしなきゃいいんだけど。


QUKRIA_SS_0145_20130915213928825.jpeg


おじいちゃん頑張ってるけど、対戦相手のロレッタさんの方がちょっと上手みたい。


QUKRIA_SS_0146_20130915213941f5d.jpeg

QUKRIA_SS_0147_201309152139505b6.jpeg


結局、今日の試合を制したのはロレッタさんだった。
お疲れ様、おじいちゃん。試合は残念だったけど、どこも傷めてないみたいで安心したよ。
やっぱりおじいちゃんには戦いは似合わないと思うなぁ。







11日。
ココイの世話をしていたら、金のたまごを2つも見付けちゃった。


QUKRIA_SS_0149_20130915214003259.jpeg


うーん…1つは納品するとして、もう1つは貰って帰っちゃおうかな?



ココイ小屋での仕事が終わったら、今度は牧場へ。


QUKRIA_SS_0153_20130916203059ac6.jpeg

QUKRIA_SS_0151_201309152140135c5.jpeg


ラダからお乳を貰って、


QUKRIA_SS_0154_20130916203114640.jpeg


牧場の小屋でいろんな乳製品に加工するんだ。
美味しく出来ますようにって心を込めながら加工していたら、いつのまにか夜になっちゃってた。
…仕事に没頭しすぎて時間を忘れるの、僕の悪いクセなんだよね。








12日。
今日はフェイの森の近くで釣りをして過ごそうと思って、牧場の売店で餌を買って大通りを歩いてたら、いつかみたいにすごく上機嫌なハヅキちゃんと、バッタリ会った。


「ハヅキちゃん」
「んあ?なんだ、兄貴じゃねーの」
「凄くご機嫌だけど、どうしたの?…あ、エステバン君と仲直りしたの?」
「エステバンだあ?知るかあんな浮気ヤロウ」

「え、違うの?じゃあ…ついにしーぽんを生け捕ったの?

違ぇーわ!!いつの頃のハナシしてんだオメーは!;」

「うぅん……じゃあ、他に何かいいことあった?」
「……イイコトっつーかよぉ……ロングのヤツがあんまりしつこく誘ってくっからさぁ………その、こ、今度遊びに行くこと、に…」

「ああ、デートなんだね♪」

「!!!」


QUKRIA_SS_0159_20130916203212d0c.jpeg


…なんでだろう、ハヅキちゃんからゲンコツくらっちゃった。
ハヅキちゃんは、『オメーなんかもう知らねー!!バーカバーカ!!』…なんて言いながら走っていっちゃうし。
僕、何か変なこと言ったのかなぁ?



そのあと日が落ちるまで釣りをして、釣った魚を納品する為に牧場へ行ったら、ちょうどルイーズちゃんがいた。
僕はもう帰ろうと思ってたから、一緒に帰ろうって声を掛けたんだけど…



QUKRIA_SS_0163_20130916203237921.jpeg


ルイーズちゃんは、まだやることがあったみたい。
じゃあ僕は先に帰ってるけど、ルイーズちゃんもなるべく早く帰ってきてね。








14日。
牧場で仕事をしていたら、カルメロ君がやってきた。



QUKRIA_SS_0166_2013091620324902e.jpeg


調子が出ないまま働いても、楽しくないし疲れちゃうだけだよ。
今度一緒に飲みに行って、気分をリフレッシュさせようか、お互いにね♪




夜は、闘技場へ姉さんの応援に。


QUKRIA_SS_0168_20130916203304371.jpeg


相手は、この前おじいちゃんに勝ったロレッタさん。
強い相手だけど、頑張って、姉さん!



QUKRIA_SS_0169_20130916203318aa1.jpeg


時間も残り半分になって、姉さんの方が今のところ劣勢。
何か決め手になる大技があればいいんだけど、姉さん、そういう技持ってないんだよね…。



QUKRIA_SS_0171_20130916203343e7b.jpeg


結果、勝ったのはロレッタさんだった。
惜しかったね、姉さん。今年はこれでおしまいだけど、また来年があるよ。







15日。
今日はお昼から円卓会議だ。



QUKRIA_SS_0173_20130916203355668.jpeg


今日の議題は、予算の配分について。


QUKRIA_SS_0174_20130916203408229.jpeg


陛下はお祭りを重視してるみたいだけど、僕としては育児や子供の教育に重点を置いてほしいんだよね。


QUKRIA_SS_0175_2013091620342180c.jpeg


僕を含め、3人が反対したから、陛下の案は否決された。
だから、去年と同じ事柄に予算を多く使おうってことになったんだけど…



QUKRIA_SS_0176_20130916203432c5d.jpeg


…えっと。要するに、否決されても可決されても、結果は同じってことだったんだね。






16日。
ラナンの橋の下を流れる川で釣りをしていたら、大きな魚が釣れた!



QUKRIA_SS_0177_20130916203444bf8.jpeg


いつもなら納品するところだけど……この魚でシチューを作ったら、ルイーズちゃんきっと喜ぶだろうなぁ。
…うん、持って帰ろうっと♪




その日、夜も更けたしそろそろ寝ようとしていたら、ペネロペちゃんが飲みに誘いに来た。


QUKRIA_SS_0178_20130916203501265.jpeg


「ごめんね、今日はちょt」
「だーもう!あんたいっつもソレばっかじゃないさ!いいからたまには付き合いなさいっ!」
「わ、わ、引っ張らないでよ、ペネロペちゃん」

…結局、ペネロペちゃんに酒場まで連れてこられて。
旦那さんのアルドヘルムさんのことを、『あのハゲた頭がカワイイ』とか、いろんな惚気話を聞かされたっけ。
それから、赤ちゃんも授かったって、凄く嬉しそうだったなぁ。

僕が開放されたのは、心配したアルドヘルムさんが泥酔したペネロペちゃんを迎えにきた後だった。

153年5日~8日『仕事三昧の日々』


5日。
朝、シズニ神官のマヌエルさんの危篤のお報せを聞いて、僕は手早く朝食を済ませてお見舞いに行った。



QUKRIA_SS_0077_20130914145426543.jpeg


神官様が危篤になるなんて、少なくとも僕は初めて経験する。


QUKRIA_SS_0078_201309141454440e2.jpeg


マヌエルさん………シズニ神官のお勤め、最期までご苦労様でした。




気持ちを切り替えて、お昼からはギートの収穫の為に農場員全員、水車小屋に集まった。


QUKRIA_SS_0079_20130914145457317.jpeg


農場長として、挨拶したり指示を出したりするのにも、ちょっとずつ慣れてきたよ。

去年はギートの収穫しか出来なかったけど、今年はそれを更に加工する仕事も出来るようになったんだ。
農場員のみんなが刈り入れてきたギートを受け取って、



QUKRIA_SS_0082_2013091414551107f.jpeg


ウォートに加工したり、


QUKRIA_SS_0083_201309141455234ef.jpeg


挽いて、ギート粉にしたり。


QUKRIA_SS_0085_201309141455335b1.jpeg


みんなが次々にギートを運んできてくれて、それをずっと加工、納品していたら、あっという間に夕方になっちゃった。


QUKRIA_SS_0087_20130914145546378.jpeg


みんなは夕3刻に解散していったけど、ギートは水車小屋にまだまだ残ってる。
僕は農場長だから、みんなの倍は頑張らなくちゃ。
ウォートはもう充分貯蔵してあるから、残りは全部挽いておこう。



QUKRIA_SS_0091_2013091414560083b.jpeg


ギートを全部加工し終えて、帰宅する為に水車小屋から通りへ出たところで、エステバン君を引き摺って闘技場の方向へ歩いていくハヅキちゃんを見掛けた。
…なんだか、ちょっと不穏な雰囲気…かな?
ちょっと気になるから、コッソリついて行ってみよう。

2人を追って闘技場の入口まできた時、中から物凄い爆発音みたいなものが聞こえてきた。
それから、ハヅキちゃんの大きな怒鳴り声も。


「てンめぇコラ!エステバン!!ホルフ
ィーナとフタマタかけてたってどーゆうコトだゴルアァァ!!」


「ちょっ、いや、だからそれは誤解d」

「るっせぇぇ!!ソコになおりやがれぇぇ!!」


QUKRIA_SS_0092_201309141456130d9.jpeg


………えぇと…うん。これっていわゆる修羅場…だよね?
エステバン君がひょっとして導かれちゃうといけないから、ちょっとだけ見守っていこうかな。







6日。


QUKRIA_SS_0093_201309141456347e2.jpeg


今日が誕生日だって、ルイーズちゃんに『おめでとう』って言われるまですっかり忘れてたよ。


今日は飼葉を水車小屋から牧場まで運ぶ仕事がある。
早目に家を出て水車小屋へ向かっていたら、新しくシズニ神官に選ばれたらしい、ベルナルトさんとすれ違った。



QUKRIA_SS_0095_2013091414564979c.jpeg


ベルナルトさんは、王妃様のお父さん。つまり、ルイーズちゃんの母方のおじいさんなんだ。
シオンちゃんにとっては、曾おじいさんだね。



去年飼葉運びをした時は、僕がこうやって指揮をとるようになるなんて、考えてもなかったなぁ。


QUKRIA_SS_0096_20130914145703f24.jpeg


みんな、ラダの為に飼葉運び頑張ろうね!


QUKRIA_SS_0098_20130914145730543.jpeg


重い物を遠くまで運ぶのってやっぱり大変だ。
こんな時、父さんみたいにもうちょっと力持ちになりたいなって思う。



QUKRIA_SS_0099_20130914145749efa.jpeg


大変だったけど、これで今年もラダを迎えることが出来るよ。
今年は何頭来てくれるのかな?



家に帰る前に、今年の選抜試合のトーナメント表を確認していくことに。


QUKRIA_SS_0105_201309141458146b4.jpeg


姉さん、エントリーしたんだ。
…って、あれ?おじいちゃんも?
おじいちゃんが戦ってるところなんて想像も出来ないけど……大丈夫なのかなぁ、おじいちゃん。



QUKRIA_SS_0106_20130915213518783.jpeg


帰り道、駆け寄ってきたエディ君が誕生日をお祝いしてくれた。
ありがとう、エディ君♪







7日。


QUKRIA_SS_0107_20130915213530eb0.jpeg


うん、明日のフェルタ祭に向けて、今日はパン焼き頑張ろうね。

朝食を済ませて、シオンちゃんに行ってきますのキスをして。
家の扉を開けたところで、ルイーズちゃんからデートのお誘いが。



QUKRIA_SS_0108_2013091521354114a.jpeg


そうだね、大食い大会までは時間が空いてるだろうし、僕たちもデートしながらお祭りを楽しもうか♪


水車小屋へ向かう前に、スチュアート叔父さんの家に寄って行こう。
従兄弟のニール君の、1歳の誕生日だからそのお祝いにね。



QUKRIA_SS_0109_20130915213551e50.jpeg


わぁ、お父さんにそっくりだね、ニール君。
お誕生日おめでとう♪






そしてお昼からは水車小屋でパン焼き。
たくさん用意しなくちゃいけないから、これも大変な仕事だ。



QUKRIA_SS_0113_20130915213602d5c.jpeg


あれ?ルイーズちゃんがいないや。どうしちゃったんだろう?


QUKRIA_SS_0117_201309152136161e4.jpeg


とにかく、時間も限られてるからどんどん焼いていこう。
もちろん食べる人のことを考えて、心を込めて焼いたよ。



QUKRIA_SS_0118_20130915213626fa1.jpeg


パン焼きの間いなかったルイーズちゃんも、終了の挨拶の時には来てくれた。
どうしたの?ってあとで訊いてみたんだけど、『私がパンを焼いたら消炭になると思ってな』って。
うーん…消炭はちょっと固いかもしれないけど、大丈夫だよ、きっと。






そして8日、フェルタ祭当日。


QUKRIA_SS_0120_20130915213639fd8.jpeg


地母神フェルタへの祈りを捧げる為に、朝早くから水車小屋に集まってる。
農場長はフェルタへ捧げる歌を歌って、踊りを踊らなくちゃいけない。



QUKRIA_SS_0124_20130915213649416.jpeg


昨日の夜一通り練習してたから、間違わずにやり遂げたよ。


昨日約束してたから、大食い大会が始まるまではルイーズちゃんとデートして過ごした。


QUKRIA_SS_0129_20130915213729dfb.jpeg


ラナンの橋でキスしてる僕らを、ツバキちゃんはしばらく不思議そうに眺めてた。
…そんなにまじまじと見られたら、さすがにちょっと照れちゃうよ。



夕4刻、いよいよ始まった大食い大会。


QUKRIA_SS_0130_20130915213739517.jpeg


例年通り、みんな食べっぷりがいいから、豊穣ブレッドが足りるかちょっと心配になる。

次々に脱落していく挑戦者。最後に残ったのは…



QUKRIA_SS_0131_20130915213752a26.jpeg


なんと、スチュアート叔父さんの奥さん、ケイト叔母さんだった。
優勝おめでとう、ケイト叔母さん!…凄く苦しそうだけど、大丈夫?



さて、今度は観客の人たちにも豊穣ブレッドを振る舞わなきゃ。


QUKRIA_SS_0132_201309152138034b1.jpeg

QUKRIA_SS_0133_20130915213813387.jpeg


用意した豊穣ブレッドを美味しそうに食べてる人たちを見て、今年も無事にフェルタ祭が終わったなぁって一息ついた。

夜空にはエナが柔らかく輝いてて。

僕は、ゆっくり帰り支度を始めた。















*********************************************************************************************

神官が神官のまま亡くなるなんて、初代のアヅマ君の頃から振り返っても初めてのことだったので、なんだかちょっとビックリしました(@_@;)
しかしまぁ、高齢の神官であれば、いつでも起こり得ることなんですよね…。
その後もっと高齢のベルナルトさんが引き継いでたことには、更にビックリでしたが^^;

153年4日『君に幸あれ』


4日、早朝。
とうとう、ルイーズちゃんの陣痛が始まった。



QUKRIA_SS_0052_20130914145136a25.jpeg


イスカの乙女が到着するまで、まだ少し時間が掛かる。
僕は苦しそうにしているルイーズちゃんの汗を拭って、祈るような気持ちで励ましの言葉を掛けた。



QUKRIA_SS_0053_20130914145146f7d.jpeg

QUKRIA_SS_0055_20130914145159003.jpeg


「なにやら、少し心許ない、な。…アサヒさん、手を…しっかり握っていてはくれないか?」
「うん……うん、わかったよ。しっかり握ってるから」
「ありがとう。…はは、そのように心配気な顔のアサヒさんは、暫く振りに見るな」

それは仕方ないよ。だって今、物凄く不安だもの。
ルイーズちゃんは『心配ない』って笑ってくれるけど、見てることしか出来ない僕は、やっぱり不安で一杯なんだよ。

思わず握った手に力を込めたら、ルイーズちゃんも応えるように握り返してくれた。
その内イスカの乙女のアメリアさんがやって来て、お産の準備が始まった。

…今までに2回、妹たちが産まれてくるところに父さんと一緒に立ち会ったけど、あの時と今とじゃ違う。
だってお産で苦しんでるのは僕の奥さんで、
産まれてくるのは僕の子供なんだから――――――



QUKRIA_SS_0057_20130914145210b24.jpeg

QUKRIA_SS_0062_20130914145230cae.jpeg

QUKRIA_SS_0063_20130914145243e6f.jpeg


どれだけの時間が経っただろう?
実際にはそんなに掛かってないのかもしれないけど、僕には物凄く長い時間が経過しているように思える。
アメリアさんに促されて呼吸を整えてたルイーズちゃんが、今までで一番大きく息んだ。
爪が食い込むくらい、僕の手は強く握られる。
そして――――――



QUKRIA_SS_0066_20130914145256a43.jpeg


大きな産声が、家中に響き渡った。
元気に産まれてきたのは、女の子。僕と同じ、黒い髪の女の子だ。

言葉に出来ないくらいの感動で胸が一杯になって、産まれたばかりのその子をずっと見つめていたら、ルイーズちゃんが小さく笑った。


「アサヒさん、この子に名前を付けてやってはくれぬか?…既に、考えてあるのだろう?」
「……あ…うん、そう。名前は、もう決めてあるよ」

ルイーズちゃんの隣でまどろむ、僕らの娘をそっと撫でる。

「…シオン。キミの名前は、シオンだよ」


QUKRIA_SS_0067_201309141453116c3.jpeg


僕たちのところに産まれてきてくれて、ありがとう。
これから一緒に、たくさん幸せな思い出を作っていこうね。


QUKRIA_SS_0068_20130914145322d7b.jpeg


出産を終えたばかりでまだ動けないルイーズちゃんの代わりに、ミルクを買ってこよう。
ルイーズちゃん、お疲れ様。ゆっくり休んでてね。



ミルクを買いに市場へ行く途中、向こうから父さんが慌てて走ってきた。


QUKRIA_SS_0073_2013091414535320e.jpeg


「ア、アサヒ!赤ん坊はっ!?」
「父さん。…うん、さっき無事に産まれたよ。女の子なんだ」
「そっか、そりゃ良かった!これで俺も、孫が2人になったワケだなぁ」
「そうだね♪顔、見てきてあげてよ」
「たりめーよ!その為に魔獣そっちのけで走ってきたんだからよ!」

ああ、なんだか凄い臭いがしてると思ったら、魔獣と戦って負けちゃったんだね、父さん。
だけど本人はそんなの気付いてないみたい。急いで僕の家に走って行っちゃった。




それから買ってきたミルクをシオンちゃんに飲ませてあげて。
お腹が一杯になったからかな。そうしたらすぐに眠っちゃった。
可愛い寝顔を見つめてるルイーズちゃんは、とても優しい目をしてる。
…そうだね。もう立派に、『お母さん』なんだよね。


あ、そうそう。


QUKRIA_SS_0074_2013091414540628a.jpeg


僕も、ちゃんと覚えてたよ。
あの幸せな結婚式から、もう1年も経つんだね。
それで、1年後にこうして子供も産まれて。

なんだかとても目まぐるしいような気もするけど、それと同じくらいとても幸せ。

シオンちゃんもいつか、素敵な恋をして幸せな結婚をして。
それから可愛い子供を授かるんだろうな。

僕の、可愛いお姫様。
キミの人生が幸せで一杯でありますように。

――――――僕は、これからいつもそう願ってるよ。















*********************************************************************************************

アサヒ君の第一子は女の子でしたー!王家が着々と女系化していくよ…!w
名前はすんごく悩みました。和風にするか、洋風にするかで。
アヅマ君の時は、元々自分が住んでた国の流れをくんで付けたってイメージですけど、アサヒ君は生粋のククリア人。
アヅマ君の故郷のことは聞きかじり程度でしか知らないだろうから、やっぱククリア流に洋風かな~と思いましたが、いきなり『ジョセフィーヌ』やら『フランソワーズ』やらはいかがなものかと…w
ということで、結果、和風でも洋風でも通用する名前を意識して、『シオン』になりました。
子供の名前だけでもこんなに悩むことが出来るなんて、ククリアってば恐ろしい子…!ww

153年1日~3日『農場長就任』

153年、1日。
新しい年の始まりと一緒に、僕のところへお報せが舞い込んできた。



QUKRIA_SS_0002_2013091414450618d.jpeg


…僕が農場長に選ばれた…?
夢じゃ、ないよね?

なんだか信じられなくて、フワフワした気持ちでベッドから起き上がってみると、いつの間にか白い農場員服が届いてて。
実際に袖を通してみて、夢なんかじゃないんだってそこでやっと実感した。



QUKRIA_SS_0003_20130914144522e4d.jpeg


「おお、良く似合っているぞ、アサヒさん」
「あ…ルイーズちゃん、おはよ…」

振り返って、僕はちょっとだけ驚いた。
そこには、いつも見慣れてる水色の平服じゃなくて、農場員の制服を着たルイーズちゃんが立っていたから。
僕の驚いた顔を見て、なんだかルイーズちゃんは得意気だ。


「私も今年は農場員に選ばれたのだ!アサヒさんに倣って、昨年は農作業に励んだからな!」
「そうだったんだ…」

僕、ダメだなぁ。
自分の仕事だけに集中しすぎて、ルイーズちゃんがどれだけ頑張ってたかなんて気付いてなかった。


「今年は一緒に、仕事頑張ろうね。ルイーズちゃん」
「うむ、そうだな!」


QUKRIA_SS_0004_20130914144534590.jpeg


今年も、みんなにとって良い1年でありますように。

さあ、農場長…つまり、参議になったからには今まで以上に責任を持って頑張らなきゃ。





今年の天使像も、凄く立派に出来てる。工芸家って凄いなぁって、毎年思うんだ。



QUKRIA_SS_0006_20130914144544616.jpeg



今日はお昼からエディ君と出掛ける約束をしてたんだけど、まずは先に成人式に出席しなきゃいけなくなった。
参議は、成人式で挨拶しなくちゃいけないんだ。



学校に行ったら父さんがいたから、新年の挨拶。


QUKRIA_SS_0007_201309141445538b0.jpeg


農場長になった僕を見て、『お前ならなれると思ってたぞ』って喜んでくれた。
…ありがとう、父さん。



QUKRIA_SS_0008_2013091414460399f.jpeg


農場長になって初めての仕事が、成人式での挨拶なんてちょっと緊張するなぁ。
あ、そうそう。今年は僕の妹のハヅキちゃんも成人するんだ。
月日が過ぎるのは本当に早いと思う。


今年の新成人は、大体こんな感じ。


QUKRIA_SS_0010_20130914144626eb7.jpeg
QUKRIA_SS_0019_20130914144647407.jpeg
QUKRIA_SS_0016_20130914144634fa0.jpeg


今年は結構人数が多いね。
ルイーズちゃんの妹のヘレナちゃんも、今年成人。お姉さんに瓜二つだから、ビックリしちゃった。

成人式も終わって、僕は待ち合わせのハールの庭園に行く前に、ハヅキちゃんに声を掛けた。



QUKRIA_SS_0009_201309141446138c9.jpeg


「ハヅキちゃん!成人おめでとう」
「お、兄貴。もう農場長になったのかよ、早すぎだろ~」
「うん。でも、なったからには頑張るよ。ハヅキちゃんの夢は竜騎士だったよね」
「まーな。いつか親父を越えてやるんだ」


うん、ハヅキちゃんなら、いつか立派な戦士になれると思うな。
なんていうか、ハヅキちゃんは見た目以外全部父さん似だものね。





それから、約束通りハールの庭園で落ち合った僕とエディ君は、誓いの丘でのんびり景色でも眺めることにした。


QUKRIA_SS_0022_2013091414465632a.jpeg

QUKRIA_SS_0024_201309141447187d1.jpeg


エディ君はジャンナ先輩とお付き合いしてるものだとばかり思ってたら、今は違う人とお付き合いしてるんだって。
イスカの乙女のアメリアさんかぁ。うまくいくこと、願ってるよ。






エディ君と別れた後、入学式にも顔を出してみることにした。
確か、僕のもう1人の妹・ツバキちゃんも入学の筈だ。



QUKRIA_SS_0034_20130914144813d3d.jpeg


だけど…あれ?父さんがいないや。
ツバキちゃん、せっかく新入生代表で挨拶してるのに…。

今年の新入生は、ツバキちゃんを入れて8人。



QUKRIA_SS_0026_2013091414474116b.jpeg
QUKRIA_SS_0027_2013091414475350a.jpeg


エディ君の妹のメルちゃんも入学だったんだね。ツバキちゃんと仲良くしてあげてね。


QUKRIA_SS_0025_20130914144731c5a.jpeg


ツバキちゃん、3年間学校生活楽しんでね♪




その日の夜、ペネロペちゃんが飲みに行こうってお誘いに来てくれた。


QUKRIA_SS_0035_2013091414482616e.jpeg


でも、ごめんね。明日も早いしそろそろ寝なきゃ。
夜3刻からはいくらなんでも遅いと思うんだ…。








2日、仕事始めの日。
なんだか随分早く水車小屋についちゃったから、仕事実績の掲示板を覗いてみた。



QUKRIA_SS_0036_20130914144845ce5.jpeg


わ、みんなもうこんなに働いてるんだ。
僕も負けてられないや。



QUKRIA_SS_0037_201309141448597ec.jpeg


とりあえず、時間がないから茸でも採って納めよう。




QUKRIA_SS_0038_20130914144911574.jpeg


仕事始めでの挨拶は、昨日の成人式での挨拶より緊張した。
僕が農場長としてみんなに認めてもらえてるか、少し不安でもあったから。

だけど最後にみんな拍手をくれて、不安もほんの少し和らいだ。
何よりルイーズちゃんがニッコリ笑ってくれたから、これでいいんだって、そう思えたんだ。


さて、みんなに遅れを取らないように、一仕事していこう!


QUKRIA_SS_0042_201309141449364a8.jpeg




畑仕事を終えて水を飲んでると、ルイーズちゃんがキスしてくれた。


QUKRIA_SS_0043_20130914144951e35.jpeg


疲れが一気に吹き飛んだように感じるのは、きっと気のせいじゃないよね。


もう一頑張りしようかなって考えてたところに、なんだか凄く上機嫌で歩いてるハヅキちゃんを見付けた。


QUKRIA_SS_0045_2013091414500660b.jpeg


「やぁ、ハヅキちゃん」
「ん?おー、兄貴じゃん。相変わらず仕事三昧かあ?」
「ご機嫌だけど、何かいいことでもあったの?」
「あ?イイコト?イイコトっ…て、べっ別にねーよんなモン!」
「そうなの?」
「ねーーよっ!エステバンと付き合うことになったとか、そんなんじゃねーかんな!!」

そっかぁ、ハヅキちゃんはエステバン君とお付き合いをはじめたんだね♪






3日。
今日は今年最初の円卓会議の日だけど、朝一番で国中に届いた訃報を聞いて、僕は親衛隊のマイケルさんの家に走った。



QUKRIA_SS_0046_20130914145018d63.jpeg


マイケルさんは、父さんの後に親衛隊入りした人。
小さい頃、時々遊んでもらったっけ。

…マイケルさんは穏やかに死を受け入れてたけど、やっぱり僕は悲しいよ。




小さい頃の、マイケルさんとの思い出を振り返ってたら、会議中少し上の空になっちゃってた。
いけない、気持ちを切り替えないと。



QUKRIA_SS_0047_201309141450459d0.jpeg


今日の議題は子供たちの挨拶についてで、結局『オース』に決まったんだけど…
魔導師長のファビオさんだけが会議に来てなかった。
魔獣でも出たのかな?



せっかくお城に来たんだし、お義父さん…陛下に挨拶。


QUKRIA_SS_0048_20130914145058436.jpeg


今からゲーナの樹を斬りに行くみたい。
こうやって毎日、陛下はカルナの森を…ひいてはこの国を守って下さってるんだね。




お城からの帰り道。
親衛隊員の服を着たミハイル叔父さんと偶然に会った。



QUKRIA_SS_0050_2013091414511041e.jpeg


ああ、そっか。
マイケルさんが亡くなったから、去年選抜試合で優勝した叔父さんが新しく親衛隊入りしたんだね。
人が亡くなってからの交代だから、おめでとう…なんて気軽に言えないけど、明日から親衛隊員として魔獣退治頑張ってね。
きっと父さんも歓迎してくれるよ。




帰宅すると、ルイーズちゃんがいつも通りに出迎えてくれた。

…いよいよ明日、だね。



QUKRIA_SS_0051_201309141451246e1.jpeg


「…やっと、会えるね」
「うむ、私もどれほど待ち侘びたことか」
「励ますことくらいしか出来ないのが、やっぱり悔しいな」
「何を言う。そなたの励ましがあってこそ、私は安心して子を産めるのだ」
「そう、かな?」
「ああ、そうだとも」

ルイーズちゃんの手が僕の頬に触れる。
僕はその手を取って小さく口付けた。
目が合って、お互いに微笑み合って。

僕らはその日、手を取り合って眠りに就いた。















*********************************************************************************************

152年に仕事頑張ったお陰で、副代表を飛び越して農場長になっちゃったアサヒ君です。
子供の頃の夢が割りとアッサリ叶ってしまいましたw
それに合わせたかのようにウイーズちゃんも農場員になってくれちゃって、夫婦で農場員というシチュエーションに軽く萌えている中の人ですww
来年もその次も一緒に働きたいけど、こればっかりはなぁ…。頑張ってくれルイーズちゃん!w

152年21日~30日『年越しシトラエール』


21日、朝。


QUKRIA_SS_0235_2013090601535427d.jpeg


ルイーズちゃんからのお誘いで、結婚して初めて2人で公衆浴場へ行くことに。


QUKRIA_SS_0239_20130906015417476.jpeg


たまにはこうやって2人で、大きなお風呂でゆっくりするのもいいね♪






22日、アレットさんが危篤っていうお報せが。


QUKRIA_SS_0240_201309060154280fc.jpeg


アレットさんや、何年か前に亡くなった旦那さんは、移住してきたばっかりだった父さんのお隣さんだった人たちで、父さんもとても良くしてもらってたんだって。
そんなアレットさんがいなくなっちゃうのは寂しいけど、きっと天国でもう一度旦那さんと一緒になれるよね。
…アレットさん、お疲れさまでした。







23日。
今日はお昼から、農場員全員で牧場から堆肥を運ぶ仕事がある。



QUKRIA_SS_0243_201309060154436bd.jpeg


飼葉を運んだ時と同じくらい大変な仕事だけど、頑張るよ。
運ぶ途中で転ばないように気を付けなきゃ。転んだ拍子に箱の中身が出ちゃったら、いろんな意味で大惨事だものね。



QUKRIA_SS_0244_20130906015454fcc.jpeg


堆肥は飼葉より重くて大変だったけど、無事に運び終えた。
疲れたけど、働いた後の達成感って心地いい。
僕はやっぱり、仕事が好きなんだなぁって。そう思うよ。







25日。
来年に向けて、ギートの種まきをする。



QUKRIA_SS_0246.jpeg


たくさん実りますようにって、心を込めて種を蒔いたよ。
来年の収穫が楽しみだなぁ。



QUKRIA_SS_0248_201309060155174e5.jpeg








29日。
ココイ小屋でココイたちに餌をあげた後、南通りを歩いてたら姉さんとニールさんが連れ立って歩いてるのを見掛けた。



QUKRIA_SS_0254_201309060156121aa.jpeg


デートの帰りかな?姉さんたちも凄く仲がいいよね。
…っと、早くお風呂に入って、体に付いた臭いを消さなきゃ。
仕事納めが始まっちゃう。




仕事納めでは、今年1年で誰が一番頑張ったかを表彰されるんだけど…


QUKRIA_SS_0255.jpeg

QUKRIA_SS_0257_201309060156359b8.jpeg


今年は、僕が呼ばれちゃった。
ランキングなんてあんまり気にしてなかったから、凄くビックリしたよ。
ああでも、こうやって自分の頑張りを評価してもらえるなんて、なんだかとても嬉しくなってくる。



QUKRIA_SS_0259_201309060156455d3.jpeg


今年も、これで仕事は終わりだね。
来年もたくさん頑張ろうっと。



QUKRIA_SS_0261_2013090601565781b.jpeg


仕事帰りに、お店で新年を迎える為の飾りを買って帰った。
やっぱり年末は、この飾りを飾らないとね!







30日、朝。
エナ区の外へ向かっていたら、エディ君がお誘いに来てくれた。



QUKRIA_SS_0262_20130906015709289.jpeg


年が明けて一番に、親友と出掛けるのも楽しそう。
エディ君、来年もよろしくね!



そのあと、僕はニールさんのお姉さん、アンバーさんのところへ出産のお祝いに顔を出した。


QUKRIA_SS_0264.jpeg

QUKRIA_SS_0266.jpeg


フローラちゃんかぁ。マイケル君にとっては従妹にあたる子だね。
病気なんかしないで、元気に育ってね♪




それから、ルイーズちゃんと今年最後のデート。


QUKRIA_SS_0267_20130906015745253.jpeg


今年結婚したのが、なんだかつい昨日のことみたい。
来年には、僕も『お父さん』になるんだね。とても暖かくて、不思議な気分。

ルイーズちゃん、今年も1年、お疲れさま。来年もずっとよろしくね。




夜になって、そろそろ自宅へ帰ろうと大通りを歩いてたら、偶然ハヅキちゃんに会った。


QUKRIA_SS_0269_20130906015806a90.jpeg


そっか、来年はハヅキちゃんも成人だね。
なんだか時が経つのは早いなぁ……なんて、こんなこと言ったらおじいちゃんみたいだって笑われちゃうかな?




家に帰って、ルイーズちゃんと年越しを祝おうと思ってシトラエールを用意しておいたんだけど……夜3刻になっても、ルイーズちゃんは帰ってこない。
遅いなぁ、ルイーズちゃん。一足先に、シトラエール飲んじゃおう。



QUKRIA_SS_0272_20130906015837ef9.jpeg


ルイーズちゃんが帰ってきたら何話そう?
やっぱり、子供の名前のことかなぁ。たくさん候補考えてるんだけど、なかなか決まらないんだ。

「4日、かぁ。待ち遠しいなぁ…」


もうすぐ産まれてくる赤ちゃんのことを考えながら

僕は2本目の瓶の蓋を開けた。















*********************************************************************************************

そんなこんなで、割りと仕事三昧な152年でした。
来年はいよいよ第一子が生まれます。男の子なのか、女の子なのか、中の人も楽しみだったりします^^


【トモコレ】ククリアMiiのQRコード

かなり今更な感がありますが、『トモダチコレクション新生活』でククリアPCとその配偶者のMiiを作成したので、こちらに晒しておきますw
テイクアウト自由ですので、島に迎えて下さればこれ幸いww


トモコレ アヅマ

初代PCアヅマ君


トモコレ タバサ

アヅマ君の奥さん、タバサちゃん(お団子ヘアーがなかったorz)


トモコレ アサヒ

2代目PCアサヒ君


トモコレ ルイーズ

アサヒ君の奥さん、ルイーズちゃん


トモコレ シオン

3代目PCシオンちゃん


トモコレ マイケル

シオンちゃんの旦那様、マイケル君


トモコレ ヴァン

4代目PCヴァン君


トモコレ ジェイニー

ヴァン君の奥さん、ジェイニーちゃん


トモコレ ヨハン

おまけで、ヴァン君の親友(?)ヨハン君w




代が進んでPCが交代したら、また増えるかもですー^^

152年15日~20日『君に心からの祝福を』


15日。


QUKRIA_SS_0208_201309060149183ad.jpeg


父さんの親友・アルドヘルムさんと、僕の同級生のペネロペちゃんが結婚するっていう朝一番のお報せが。
最近よく一緒にいるところを見掛けるなって思ってたけど、そういうことだったんだね。



QUKRIA_SS_0211_2013090601495061b.jpeg


アルドヘルムさんは父さんより1つ年上だから、花嫁のペネロペちゃんとは結構歳が離れてるけど…うん、2人が幸せならそれでいいよね。
父さんは勿論参列していて、式が終わってから早速アルドヘルムさんに声を掛けてた。


「よぉ、アル!お前もついに結婚か~!ったく、こんなハゲオヤジが、よくもこんな若ぇ娘に手ぇ出したモンだな~」
「アヅマ君…祝うか貶すかどっちかにしてよ…」

父さん、『アルのヤツ、このまま結婚しねぇつもりなのか』なんて、何かと心配してたもの。
ああいう言い方してるけど、本当は嬉しいんだと思う。

アルドヘルムさん、ペネロペちゃん、本当におめでとう!




夜は、闘技場でミハイル叔父さんの第1試合。


QUKRIA_SS_0214_20130906015005406.jpeg

QUKRIA_SS_0215_201309060150369e8.jpeg


叔父さん、凄い!相手に点を取らせないまま制限時間半分まできちゃったよ!
ああでも、まだ油断はできないけど…。



QUKRIA_SS_0216_201309060150489e7.jpeg

QUKRIA_SS_0217_2013090601505927e.jpeg


制限時間を待たずに、叔父さんのKO勝ち!
小さい頃、叔父さんが選抜試合で戦ってるところは何回か観たけど、あの時よりうんと強くなってるみたい。
これなら、優勝も夢じゃないんじゃないかなぁ。





18日、朝。
そのお報せが届いて、僕はフェルタ区の姉さんの家に走った。



QUKRIA_SS_0219_20130906015113435.jpeg


僕が駆けつけた時には、もうお産は始まってて。
姉さんはニールさんとイスカの乙女のアメリアさんに励まされながら、元気な赤ちゃんを産んだ。



QUKRIA_SS_0220_20130906015125c10.jpeg

QUKRIA_SS_0222_20130906015138bbd.jpeg


「姉さん、ニールさん、おめでとう!」
「ありがとう、アサヒ。…ねぇ見て。この子、ニールにそっくりよ」
「そう?俺はキミに似てると思うけど」

うーん。確かに金色の髪はニールさん譲りだけど、雰囲気みたいなものは姉さんに似てるような気がする…かな?

ニールさんからマイケルっていう素敵な名前を貰った、僕の初めての甥っ子。
これから元気に、健やかに育ってね。
…なんて思っていたら、全力疾走してきたらしい父さんが勢い良く扉を開けて駆け寄ってきた。
暫くして、母さんやニールさんのご両親もやって来て。

みんな、マイケル君を中心に幸せそうで。

…うん、人が一人産まれるって、とても大変だけど、とても素敵な事なんだね。






夜は、ミハイル叔父さんの応援に闘技場へ。


QUKRIA_SS_0223_20130906015151770.jpeg


叔父さんと相手のアントニオさん、凄くソックリでちょっと見分けがつきにくいかも。
よぉく目を凝らしてミハイル叔父さんを応援してたら、



QUKRIA_SS_0224.jpeg

QUKRIA_SS_0225_20130906015222eba.jpeg


KOには届かなかったけど、大差を付けて叔父さんの勝ち!
やったね、残すは決勝戦だけだよ!






そして19日。決勝戦当日。


QUKRIA_SS_0227_20130906015239a77.jpeg


対戦相手のバルタザールさんもここまで勝ち抜いてきたんだ、手強い相手だと思うけど、頑張って!ミハイル叔父さん!


QUKRIA_SS_0228.jpeg


残り時間も半分になって、今のところは叔父さんの方が少し有利。
だけど1回技が決まってしまえば逆転されかねない差だから、ちっとも気が抜けないよ…!
ミハイル叔父さんの息子のカルメロ君も、声を張って応援してる。僕も気合入れて応援しなきゃ!



QUKRIA_SS_0229_201309060153063e1.jpeg

QUKRIA_SS_0230_20130906015317767.jpeg


僕たちの応援が通じたのか、僅差だけど叔父さんの勝ちで試合は終了。
バルタザールさんの最後のコールドランスが決まってたら、危なかったと思う…。

とにかく、おめでとうミハイル叔父さん!
親衛隊入りしたら、父さんと魔獣退治頑張ってね!






20日。


QUKRIA_SS_0232_20130906015330e9c.jpeg


ソル復活の儀で、ソルのともしびを揚げる。
子供の頃は、ただキレイだな~って見送ってただけだったけど、今年は1つ、神様に願い事があるんだ。

僕とルイーズちゃんの子供が、元気に産まれてきますように…って。

…父さんや母さんも、僕たちの為に願い事してくれてたのかな?
そうだったら、嬉しいな。




家に帰る途中、ルイーズちゃんを見付けたから、余分に買っておいたソルのともしびを、2人で一緒に揚げた。


QUKRIA_SS_0233_2013090601534200d.jpeg


2人分のともしびが、ゆっくり昇っていくのを見ながら、僕はもう一度ともしびに願い事を託した。

「うむ。私は今のともしびに願い事をしたぞ」
「え?」
「赤子が無事に、元気に産まれてくるように、とな」
「……そっか。うん、僕も同じ願い事をしたんだ」
「そうか!ならばこの子も安泰であるな!」
「そうだね。…早くキミに会いたいな」

ルイーズちゃんのお腹にそっと触れる。
まだそんなに大きくはなってないけど、なんだか触れているだけで暖かい気持ちになれる。

キミは今そこで、どんな夢を見てるのかな?















*********************************************************************************************

アルドヘルム君。やっと、やっと結婚してくれました…!><。
思えば長い道のりでした。イスカの乙女だったハーティさんと恋人になり、順調にいってたと思ったら唐突にシズニ神官になっちゃうし、その後ハーティさんと破局して、今度は『魔性の女』ガリーナさんに引っ掛かって…。
ガリーナさんが結婚したあとは神官のままずーっと恋人もなくて。
この子一生神官で終わっちゃうのかしらんと心配してたら、アサヒ君の代になって彼の同級生のペネロペちゃんと恋人になっててビックリするやら、嬉しいやら。
そして今回、無事にゴールイン…!
よかったねぇ、アルドヘルム君…!ペネロペちゃんより随分先に逝っちゃうフラグはビンビンだけど、幸せにねぇぇ! ←
子供はちゃんと産まれるのかってところだけが気掛かりではありますが、見守り続行していきたいと思います^^

152年8日~12日『授かりもの』


8日、フェルタ祭の日。
そろそろ起きなきゃと思ってたら、朝一番のお知らせが飛び込んできた。



QUKRIA_SS_0170_20130906014402f38.jpeg


国王の居室のイスマエルさん…ってことは、赤ちゃんが産まれそうになってるのはお義母さん?
わぁ、おめでたいなぁ!お祝いに行かなきゃ!



QUKRIA_SS_0171_20130906014413336.jpeg


水車小屋でセルゲイさんのお話を聞いた後、急いで出産のお祝いを言いに国王の居室へ。


QUKRIA_SS_0176_20130906014427e99.jpeg

QUKRIA_SS_0177_201309060144530d2.jpeg


ルイーズちゃんの妹ってことは、僕の義妹になるんだよね。
なんだか、ハヅキちゃんやツバキちゃんが産まれた時のことを思い出すなぁ。




QUKRIA_SS_0180_20130906014505b43.jpeg


そのあと、お昼からはルイーズちゃんと久し振りにデート。
妹が産まれたこと、ルイーズちゃんはちょっと驚いてたけど、やっぱりそれ以上に嬉しいみたい。




夕方、いよいよ大食い大会が始まった。
山ほど用意しておいた豊穣ブレッドが凄い勢いで食べられてくのは、見ていて気持ちいいくらいだよ。



QUKRIA_SS_0181_20130906014519acb.jpeg


みんな凄くいい食べっぷりだったけど、優勝したのはプリシラさん。
女の人なのに、凄いなぁ。



QUKRIA_SS_0182_201309060145351eb.jpeg

QUKRIA_SS_0183_201309060145491c8.jpeg


大会が終わった後は、観客の人たちにも豊穣ブレッドをふるまう。
みんな美味しそうに食べてくれたから、頑張って用意した甲斐があったなって思ったよ。







9日。
今日は学生の時からのお友達、ベアーテちゃんの結婚式。



QUKRIA_SS_0184_2013090601460132f.jpeg


結婚式って、何回見てもいいよね。幸せな気持ちになれるから。
ベアーテちゃん、お幸せに!






10日の夜は、ニールさんの第1試合だった。


QUKRIA_SS_0188_2013090601471454f.jpeg


姉さんと一緒に、一生懸命応援したんだけど…


QUKRIA_SS_0190_2013090601472630d.jpeg


この試合に勝ったのは、ロディさんだった。
お疲れ様、ニールさん。またチャンスは巡ってくるよ!






12日。
棚の整理をしてたら、服の染料が出てきた。
だけど僕のこの農場員服は染められないし…うーん…………そうだ!



QUKRIA_SS_0194_20130906014748ee8.jpeg

QUKRIA_SS_0197_2013090601475941c.jpeg

QUKRIA_SS_0199_201309060148119ef.jpeg


うん、やっぱりルイーズちゃんには水色がよく似合ってる♪



お昼、南通りの川沿いで魚を釣ってたら、偶然姉さんに会った。
そのまましばらくお話ししてたんだけど……なんていうか、この間の闘技場で会った時から違和感があるっていうか。



QUKRIA_SS_0200_201309060148246e3.jpeg


「…姉さん」
「何?」
「なんだか、お腹が大きくない?」
「ふふ、やっぱり目立ってきてるのね」
「?」
「赤ちゃんよ。私、妊娠してるのよ」

……赤ちゃんって……妊娠って………

…………………え!!


「わぁ!おめでとう!予定日は、いつ?」
「18日よ」
「18日って……もうすぐじゃない!」
「そうね、もうすぐ会えるわ。…あんたたちは、どうなの?」
「え?あ、うん。まだかな」
「そう」

姉さんに、赤ちゃんかぁ。
父さんや母さんが知ったら、きっと凄く喜ぶだろうな。初孫だものね。

…僕たちのところには、いつやって来てくれるのかな…。







13日。
いつも通り一日中仕事して、クタクタになって家に帰ると、ルイーズちゃんがいつも以上にニコニコして迎えてくれた。
何かいいことでもあったのかな?


「ルイーズちゃん、凄くご機嫌みたいだけど、どうしたの?」
「うん?…ふふふ、やはり黙っていても分かってしまうか」

僕が首を傾げてると、ルイーズちゃんはカレンダーを持ち出してきて、4日の日を指差した。

「4日…ルイーズちゃんの誕生日だね。あ、それに結婚記念日だ」
「うむ、それもあるが、もう1つ」
「何かあったっけ?」
「聞いて驚くが良い!来年4日、我が家に家族が増えるぞ!」
「…え…」
「私たちに子が授かったのだ!」


QUKRIA_SS_0201_201309060148350f8.jpeg

QUKRIA_SS_0203_20130906014845470.jpeg


………とっても……とっても嬉しくって。

僕は無意識の内に、ルイーズちゃんを抱き締めてた。

ルイーズちゃんも笑いながら抱き締め返してくれたから。

夢なんかじゃないんだって、その感触と温もりが教えてくれた。


「どんな子が産まれても、元気に育って欲しいね」
「うむ、そうであるな!やはり元気であることが何よりだ!」
「ルイーズちゃん」
「ん?」
「ありがとう」


QUKRIA_SS_0205_2013090601485664e.jpeg


来年の4日、会えるんだね。
凄く楽しみにして待ってるから、どうか元気に産まれてきてね。



QUKRIA_SS_0207_20130906014906c05.jpeg














*********************************************************************************************

というわけで、第一子を授かりました!来年4日が待ち遠しい~><
産まれたら産まれたで、今度はお顔判明が待ち遠しくなるんだろうなぁw
一体どんな性格の子が産まれてくるのか、ワクワクして待ってます♪

152年5日~7日『仕事は楽しく』

152年、5日。

朝。
小鳥の囀る声を遠くに聞きながら、そろそろ起きなきゃなぁって思ってたら、


ズドムッ

―――――何かが爆発したような音が、多分キッチンの方から聞こえてきた。

「………?」

昨日引っ越してくる時に、爆発するようなモノなんて持ってきたっけ?

まだ眠たい目を擦りながらキッチンを覗いてみると、そこには不思議そうに首を傾げてるルイーズちゃんが立ってた。
なんだか煙がモクモクしてる。


「おはよう、ルイーズちゃん。…なにしてるの?」
「ん?おぉ、おはようアサヒさん。なに、私も人の妻らしく朝食でも用意しようと思ったのだが…」

そう言って、ルイーズちゃんは鍋…だったモノの中身を僕に見せてくれた。

「見ての通りの消し炭だ。何を作ろうとしても、やはり最終的にはこうなってしまうのだ」

わぁ、魔法みたいだね!ちなみに何を作ろうとしたの?」

「うむ、丁度材料が揃っていたので、コンポートでもと思ってな」

コンポートも爆発できるんだ!大発見だね、あはは♪」

まったくもって不思議だな!ははは♪」

ルイーズちゃんは凄いなぁ。これも『才能』ってヤツだよね♪


QUKRIA_SS_0125_20130906000408eec.jpeg


そのあと2人でキッチンを片付けて、今日は僕が簡単なものを作って。
結婚して初めて、2人で朝ごはんを食べてる。なんだか、こうしてるだけで幸せ。
…うん、今日のギートの刈り入れ作業、うんと頑張れる気がするよ!





QUKRIA_SS_0130_20130906013719bee.jpeg


ギートの収穫も、農場員にだけ出来る大事な仕事。
フェルタ祭のために、頑張ろう!



QUKRIA_SS_0133_201309060137489aa.jpeg


まず畑からギートを刈り取って、


QUKRIA_SS_0134_20130906013801532.jpeg


水車小屋の中の作業台へ運ぶ。
その先の作業は、農場員の中でも副代表か農場長だけにしか許されてない。
僕も早く、ギートを加工するところまで出来るようになりたいな。



QUKRIA_SS_0135_20130906013813ebe.jpeg


夕3刻になって、今年のギートの収穫作業は終わり。
初めての仕事だったけど、やり甲斐があって楽しかった♪

仕事が終わってまっすぐ家に帰ると、丁度ルイーズちゃんも帰ってきてて。



QUKRIA_SS_0140_20130906013941f4c.jpeg


改めて気持ちを言葉にすると、ちょっぴりくすぐったいね。
今日はこのまま、夜更けまでゆっくりお話しして過ごそう。





6日。
今日は僕の誕生日。



QUKRIA_SS_0143_2013090601395206a.jpeg


小さい頃、父さんに教わったレシピでチーズケーキを作ってみた。
思ったより上手に焼けて、ルイーズちゃんも褒めてくれたよ。



QUKRIA_SS_0145_20130906014013962.jpeg


昨日はギートを収穫する日だったけど、今日はギートを加工する時に出気る飼葉を牧場の小屋まで運ぶ日。
飼葉がたくさん詰まった箱はちょっと重いけど、頑張って運ぼう。


飼葉を運んでる途中、エディ君が誕生日のお祝いを言いにきてくれた。



QUKRIA_SS_0146_2013090601403226f.jpeg


一番の親友からお祝いされるのって、特別嬉しく感じるなぁ♪

エディ君と別れて牧場前まで来た時に、今度は父さんが声を掛けに来てくれた。



QUKRIA_SS_0147_20130906014101d39.jpeg


「何だったら、昔みたいに『パパ』って呼んでもいいんだぜ~?」
「もぅ、からかわないでよ、父さんってば」

うーん。父さんにしてみれば、僕ってまだまだ子供に見えるのかなぁ。


QUKRIA_SS_0149_20130906014117b35.jpeg


そんな事もありながら、飼葉運びも無事に終了。
セルゲイさんの言うとおり、どれくらいラダがやってくるか楽しみだな。

今日もまっすぐ帰宅しようかと思ったんだけど、帰り道でまたエディ君に会ったから、たまには2人で飲みに行くことにしたんだ。



QUKRIA_SS_0153_201309060141379e8.jpeg


「じゃあ、今日は僕が奢るよ♪」
「ええ?アサヒ君、今日は誕生日なんだからボクがご馳走するよ?」
「じゃあ、次回お願いするね!今日は僕が奢りたい気分なんだ♪」
「そうかい?…じゃあ、お言葉に甘えておくよ」


QUKRIA_SS_0157_201309060141499a2.jpeg


僕は普段あまりお酒を呑まないんだけど、こうやってたまに友達と呑むのもいいものだね。
なんだか楽しい気分になってきた♪



QUKRIA_SS_0158_201309060142028e8.jpeg


エディ君と楽しく呑んで、解散したのは夜もだいぶ更けてきた頃だった。
ん~、なんだか凄くフワフワして足元がおぼつかない。ちょっと呑みすぎたかなぁ?
…あ、父さんと親衛隊員のマイケルさんだ。これから呑みに行くのかな?

何回も転びそうになったお陰で帰り着くのが遅くなったけど、ルイーズちゃんは寝ないで待っててくれた。
遅くなって、ゴメンね。






7日。


QUKRIA_SS_0159_20130906014223a50.jpeg


朝一番で、スチュアート叔父さんのところに赤ちゃんが産まれるっていうお報せが届いた。
急いでお祝いに行かなきゃ!



QUKRIA_SS_0161_201309060142345bb.jpeg

QUKRIA_SS_0163_201309060142577a6.jpeg


産まれたのは男の子。髪の色は、お父さん似だね♪
ニール君、これからよろしく。



そのあと昼からは、フェルタ祭でふるまうパンを焼く仕事。


QUKRIA_SS_0164_20130906014308a49.jpeg


たくさんのパンを焼くのはさすがに大変だったけど、やっぱり楽しかった♪
同じものは作れないけど、今度家でもパン作りに挑戦してみようかな。



仕事の後、今年の選抜戦のトーナメント表を見に、闘技場へ寄ってみた。


QUKRIA_SS_0168_20130906014317342.jpeg


今年は、ニール義兄さんとミハイル叔父さんも参加するみたい。
試合当日は応援しに行かなきゃね。


よし、今日はまだ夜まで時間があるし、もう一仕事頑張ってこようっと!














*********************************************************************************************

農場員になったとたん、イベント的な仕事がたくさんなので遅刻しないように割と必死な中の人ですw


152年4日『二人の門出』


眠っている家族を起こさないように、足音を忍ばせてそっと屋外へ出る。
もうすぐ春とはいえ、夜の空気はまだ随分と冷たい。吐く息が、白く凍って散った。

空を見上げると満天に輝く星々。
微妙に明るさの違うそれらを呆として見詰めていると、背後から急に声を掛けられた。

「……眠れねぇのか?」

少し驚いて振り返ると、父が眠たげな目をして戸にもたれ掛かって立っていた。
寒そうに、僅かに身を縮めながら。

「うん…明日本当に結婚するんだなって思うと、目が冴えちゃって」

小さく苦笑すると、父は呆れたように溜め息を吐いた。

「ったく、いきなりカノジョ連れて来て、『明日結婚するから』、だもんなー。いくらなんでも突然すぎだろお前ら」
「あはは、ごめんなさい」
「しかもお相手は王太女サマときたもんだ。俺だけ腰抜かしたのに逆にビックリしたっつの」

言いながら二度目の溜め息を吐き出す父を見ながら、そういえば母も妹たちも、王家の女性と結婚する事に関しては然程驚いていなかったと思い返す。

「…小さい頃からの約束だったんだ。ルイーズちゃんと、結婚すること」
「…そっか。まぁ…アレだ」

隣に歩み寄ってきた父の、自分よりも幾分節くれ立った手が、ポン、と、軽く頭に乗せられた。

「お前ら二人とも、周りが呆れるくらい幸せになるんだぜ」

今までに見たこともないくらい優しい父の双眸を目の当たりにして、彼は僅かに目を瞠った。
静かに、ゆっくりと目を閉じて、深く頷いてみせる。

「そーゆうこったから、明日に備えてさっさと寝ろ」

その言葉と同時に、頭上にあった熱が離れる。

冷たい夜の空気から逃れるようにして屋内へ戻る父の後に、彼もまた、冷えた指先を暖めながら続いた。
















152年、4日。


QUKRIA_SS_0046_20130226125050.jpeg


結局僕は、あの後あまりよく眠れなかった。
緊張……してるのかな、やっぱり。



QUKRIA_SS_0047_20130226125102.jpeg


いつもと同じ、家族みんなで囲む朝食。
…だけど、それも今日で最後。………これで、最後。

朝食を終えて、僕は改めて家族に挨拶した。


「…父さん、母さん。ハヅキちゃん、ツバキちゃん。…今まで、本当にありがとう」
「…結婚おめでとう、アサヒ君。でも、たまにはここへ遊びに来てね?…ルイーズさんと、幸せになってね…」


QUKRIA_SS_0061_20130226125148.jpeg


いつもみたいに、ニッコリ笑って祝福してくれた母さん。
…少しだけ、目が潤んでるみたい。


「あにき、おめでとー!」
「おめでと~」


ハヅキちゃんとツバキちゃんもお祝いしてくれた…けど、多分ツバキちゃんはあんまり意味が解ってないんじゃなかなぁ。
まだ小さいんだもの、仕方ないよね。


「こっちこそ、今までありがとうな。…孫は、まぁ…期待してんぞ」


QUKRIA_SS_0052_20130226125113.jpeg


子供、かぁ。随分気が早いと思うけど…

「…うん、頑張る」
「お前な…もうちょい恥ずかしがるとかしろよ…;」







そうやって家族みんなとお喋りして。
一足先に教会へ向かおうと大通りへ出たら、丁度そこにエディ君がいた。

「エディ君!」
「やぁ、アサヒ君。…いよいよ今日だね結婚式。おめでとう」

「うん、ありがとう。エディ君も、この後式に来てくれるよね?」
「もちろんさ」


QUKRIA_SS_0067_20130226125159.jpeg


暫くエディ君とお話しして、僕は教会へ急いだ。
エディ君も、ジャンナ先輩とうまくいって、早く結婚出来るといいな。






きっと、僕が一番早くここに来たんだろうな…なんて思いながら教会の扉を開けると、そこには既に先客がいた。

「…ん?おお、アサヒさん!思ったより早かったな」
「ルイーズ様」

僕より先に来てたなんて、驚いた。
…あ、そうそう。


「ルイーズ様、お誕生日おめでとう!」


QUKRIA_SS_0069_20130226125213.jpeg


「む?…そういえばそうであったな。はは、すっかり忘れていた」
「あ…でもごめん。プレゼント、何も用意出来てないや…」
「ふふ、そんなものは必要ない。今日この日が、何よりの贈り物なのだからな」

そう言って、ルイーズちゃんの手が僕の頬に触れてくる。
そうすると、僕もつられて笑顔になるんだ。


暫くそうしてたら、シズニ神官様がやって来て、それぞれ控え室で準備をしてくるように言われた。
教会の外を見ると、ちらちらと人が集まってきているのが見えた。

僕とルイーズちゃんは、言われた通り控え室へ入って、その時を待った。












―――――そして昼2刻の鐘が鳴って。
僕たちの結婚式が始まった。



QUKRIA_SS_0070_20130226125223.jpeg


婚礼衣装に着替えた僕と、ルイーズちゃん。
…いつもみたいに飾り気のないルイーズちゃんも充分魅力的だけど、お化粧してキレイに飾り立てたルイーズちゃんも、とっても素敵なんだ。
なんだか、『正真正銘のお姫様』ってかんじがする。



QUKRIA_SS_0074_20130226125248.jpeg

QUKRIA_SS_0078_20130226125315.jpeg


イスマエル家からはシーザー殿下が、アカツキ家からは母さんが、それぞれ挨拶をしてくれた。
…母さんは少し泣いてたけど、ずっと僕の方を見てくれて、笑ってくれた。



QUKRIA_SS_0080_20130226125325.jpeg


それから、いつもの結婚式とは違って、他の国からの使節さんたちからも、お祝いの言葉を貰えた。
こんな時、ルイーズちゃんはやっぱり王家の人なんだなぁって思う。
…もう、今日からは他人事じゃないよね。


「…それでは、新郎は誓いの言葉を…」

誓いの言葉……うん、大丈夫、ちゃんと覚えてる。


QUKRIA_SS_0083_20130226125336.jpeg

QUKRIA_SS_0087_20130226125350.jpeg


僕の後に続いて、ルイーズちゃんも良く通る声でスラスラと誓いを立てた。
次は姓の選択だけど、ルイーズちゃんのイスマエル姓は王家代々の由緒ある姓だもの。当然、イスマエルを名乗った方が…


「私はこれより、アカツキ姓を名乗る。構わぬよな、アサヒさん?」

爽やかに笑うルイーズちゃんに、僕は一瞬言葉を失った。
教会にいる人たちも、みんなざわめきだした。


「…だけどルイーズちゃん。イスマエル姓は、今まで続いてきた王家の姓なんだし」
「そんなもの、関係などあるか。私は今日この時をもって、そなたに嫁ぐのだ。故に、アカツキ姓を名乗る事に、何の間違いがあろう?」
「本当に、それでいいの?」
「くどい。そなたこそ、私がアカツキ姓を名乗るのが嫌なのか?」
「……ううん。そんなことないよ、凄く嬉しい」


QUKRIA_SS_0091_20130226125401.jpeg

QUKRIA_SS_0093_20130226125411.jpeg


神官様の合図を待たずに、僕らは誓いのキスを交わした。
教会内に、拍手の音が響いてるのをどこか遠くで聞きながら、僕は『幸せの絶頂』に立っていた。















「…ねぇ、ルイーズちゃん」
「うん?」


幸せな結婚式を終えて。
僕とルイーズちゃんは、今までルイーズちゃんが一人暮らししてたエナ区の自宅で、テーブルを挟んで向かい合って座ってる。
…もう僕らが『夫婦』だなんて、まだいまいち実感が湧かないけど……うん、これからだよね。


「僕と結婚して、幸せ?」
「うむ、もちろん幸せだとも」


QUKRIA_SS_0124_20130226125646.jpeg


「そなたこそ、どうなのだ?私と結婚して、幸せであるか?」
「うん、凄く幸せだよ」
「ふふ。で、あろうな」

なんだかこうしてお喋りしてるだけで、今は本当に凄く幸せなんだ。怖いくらいにね。
いつまでもこうしていたいけど、今日はまだ行くべき所がある。
シーザー殿下…ううん、お義父さんの戴冠式があるから。


「ルイーズ様、そろそろ行こうか」
「む、もうそのような時間か。…しかし、アサヒさん」
「なに?」
「その、『様』というのはいい加減やめないか?もう夫婦なのだしな」
「あ…そっか。うん、そうだね。ルイーズちゃん」
「うむ、やはりそちらの方が良いな♪」






それから僕たちは、遅れることなくお義父さんの戴冠式に参列した。


QUKRIA_SS_0118_20130226125555.jpeg

QUKRIA_SS_0120_20130226125611.jpeg


王冠を頂いて玉座に座ってるお義父さんはとても堂々としていて。
僕は在りし日の、イザドル陛下を思い出した。

ルイーズちゃんも、いつかあの玉座に座る時が来るんだね。
その時僕は、キミの夫として全力でキミを支えるよ。

…ルイーズちゃん。改めて、これからよろしくね。















*********************************************************************************************

結婚式での姓の選択、ものめっさ悩んだことを覚えてます、はい。
相手が王家ってのを考えれば、そこはイスマエル姓を名乗るのが妥当かとは思ったんですが、何分アサヒ君はまだ2代目…妹たちがアカツキ姓を存続させてくれるかもアヤシイ…
ってなワケで、悩んだ末にアカツキ姓で王家を乗っ取ることにしました(爆)
まあ、そんなことになって一番ビックリなのはアヅマ君でしょうね…まさか移住者の自分の姓が王家に残っていくことになろうとはね…。
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。