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191年26日~30日『こんなのって……あるかい……?』



26日。
ベッドから起き上がろうとするアタシを、エルのぶっとい腕が捕まえる。
……このパターンは、もしかして……


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や、やっぱりかっ……!

「ア、アタシはさっさと起きて朝飯が食いたいんだよっ」
「なぁに、しっぽり睦み合ってりゃあ、腹減りの虫もどっか行っちまいやすよ♪」
「んなワケあるかい! アタシは腹が減って、」
「あーねさん♪ あんまり騒ぐとペティが起きちまわァ」
「!? うぅ~~……!」

そう言われちゃ、大人しくするしかなくなるじゃないか……!
エルのヤツ、いつの間にそんな悪知恵なんざ付けやがったんだい……!?




……なんだかんだで、結局出掛けたのは昼を少し過ぎてからになっちまった。
市場を通り抜けようとして、丁度ヴィヴィアンが買い物してるトコを見掛けたから、声を掛けて暫く立ち話するコトにした。


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「なんだか最近、いよいよ寒くなってきたよねぇ」
「明日は冬至だものね。空模様がパッとしないし、ひょっとしたら今夜辺りから雪が降るかもしれないわね」
「冷え込むようなら、ペティが風邪ひかないように気を付けてやらないと。……そういやオマエんトコは、ウィンターミールの準備はもう出来てるのかい?」
「ええ、ノリー君が下拵えだけは済ませたって。味付けは、今回は私がさせてもらおうと思ってるの」
「合作ってヤツかい? いいねぇ」
「そう大したものじゃないんだけどね。キリエちゃんも、エルナンド君と一緒に作ってみたら?」
「まぁ……たまにはそういうのも面白いかもね?」

下拵えにしろ味付けにしろ、アタシが手ぇ出したら碌なコトにはならなそうだけど。
まだ下拵えをやる方がマシかね? そんなに形が崩れても、エルがちゃんと味付けしてくれりゃそこそこ立て直せるかもしれないし。
……って、元が不味いウィンターミールに、そこまで気ぃ遣う必要は無い……のかねぇ?








フィンは昨日エルが沢山釣ってきてたから必要ないし、ニゴも足りてる。
ウィンターミールの材料揃える必要はないから、のんびり魚でも釣って過ごそうかね。


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昨日といい今日といい、フギがやたら釣れるねぇ。時期的なもんじゃないだろうし、やっぱり地力の影響か何かかね?
昨日釣った分もまだ消費してないし、今日釣ったヤツは納品するか。
……ああ、半分くらいミニーんトコに持ってってやろう。アモスがいなくなって、女手一つでワレリーを育てるのは大変だろうしね。アタシはエルの嫁なんだし、それらしいコトもしないとさ。一応。








ミニーん家に魚を届けて、上がって茶でも飲んでいけって招かれたから、遠慮なく一服させてもらって。
家に帰る前に少しだけ散歩しようと思って城門前の大通りまで歩いてきたら、グレゴワールがムスッとしたツラで突っ立ってた。
もう日も落ちてるってのに、何やってんだい? アイツは?


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「嫌に不機嫌そうじゃないか。またエリーナと喧嘩でもしたのかい?」
「……まーな」
「ったく、オマエらも飽きないよねぇ。今度は何やらかしたんだか」
「なんで俺が原因みてーな言い方すんだよー!?」
「どうせまたオマエが余計なコト抜かしたりしたんだろ? 違うのかい?」
「……まぁ……大体そうだけどよー……」
「ほらな、やっぱりオマエが悪いんじゃないか」
「俺はただ、ウィンターミールなんて食いたくねーって言っただけだっつーのー! それをエリーナが、国王が国の風物詩食わねーでどーすんだとか、頭の固ぇコト抜かしやがってよー……」
「……いつまで経ってもガキだねぇ、オマエは」
「んなっ!? ガキ呼ばわりすんじゃねーよっ!」

ガキをガキ呼ばわりして何が悪いってんだ、ったく。
とにかく早いとこエリーナに謝って、家に入れてもらうんだね。馬鹿は風邪ひかないっていうけど、これだけ冷え込んでたら流石にひいちまうかもしれないよ。








27日。


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あんまり急な報せだったもんだから、眠気も一気にどっか行っちまった。
そんな……ついこの間、娘のレオノールが1歳になったばっかりだってのに……。








急いで駆け付けたもんだから、見舞いはどうやらアタシが一番乗りのようだった。
エルは家でペティの面倒を見てくれてる。朝飯の間中、アタシがずっと落ち着かない様子だったから、気を遣ってくれたんだろうね。

ベッドに横たわったアントワーヌは、その腕の中にレオノールを抱いていた。


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アントワーヌの胸に顔を埋めて、レオノールはしっかりとしがみ付いてる。……肩が震えてるトコ見ると、きっと泣いてるんだろう。
無理もないよ……だって、まだほんの1歳で母親を喪うんだから……。

「……アントワーヌ」

一歩近付いて呼び掛けると、アントワーヌはゆっくりと両の目を開いた。


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「オマエ……いくらなんでも、まだ早すぎるだろ……。レオノールだって、まだこんな小さいのにさ……」
「……仕方がないわ、寿命なのだから」
「そりゃあ……、そうかも、しれないけど……」

寿命ばっかりは、どうしようもない。
今まで誰かが逝く度に、アタシ自身もずっとそう思ってきた。だけど……

だけど、こんなのは、あんまりだよ……。

「やっと……やっと、フェリクスと結婚して、子供も産まれて……オマエの幸せは、これからが本番じゃないか! ……なのに、こんなのって……あるかい……?」

アタシは心のどこかで、勝手にアントワーヌと自分自身を重ねて見てたように思う。
長いコト独り身で、年下の旦那と結ばれて、可愛い娘が産まれて……。
……だから、なんだか自分のコトみたいにさ。嫌に、腹が立ってしょうがない。……悔しくって、しょうがないんだよ……。

「……最初から、こうなることは覚悟していたわ。それはあの人も同じ。……いえ、あの人が先に覚悟を決めてくれたからこそ、私は結婚に応じたの」
「………」
「お互いに、こうなることは覚悟の上で結婚したの。……だから、私は、とても短い間だったけれど、この上なく幸せだった……いいえ、今も幸せよ」

いつも無表情なアントワーヌが、微笑みを浮かべる。女のアタシでも思わず見惚れちまうくらい、綺麗な微笑みを……。
だけど少し間を置いて、その微笑みが翳った。瞳を伏せながら、アントワーヌはレオノールの頭に頬を寄せた。

「……ただひとつ、想定外だったのは……この子を授かったこと。最初から諦めていたから、とても嬉しかった……。だけど、」

次の瞬間、アントワーヌの瞳から、大粒の涙が一粒だけ……スルリと、頬を滑っていった。

「私の代わりにあの人を支えてくれる、この子を遺すことが出来たから、安心して逝けると思ってた筈なのに……今は、ただ、寂しい……離れたくない……この子と、もっと生きていたい……死にたくない……日が経つにつれ、そう思うようになってしまった……あれだけ覚悟していたのに……」
「馬鹿だね……。そんなの、母親だったら当たり前に思うコトだろ。……こんなに小さな子を遺して、はいそうですかと簡単に逝けるもんかい……!」

――気付けばアタシとアントワーヌは、一緒になって泣いていた。
アントワーヌの泣きっ面を見たのなんか、初めてだよ。……オマエはそういうふうに、泣くんだね。








散々泣いたあと、少し気分を落ち着かせてから隣の部屋にいるフェリクスに会いに行った。
フェリクスは椅子に腰掛けて、何もない空間を眺めてた。
泣くワケでもなく、悲しんでるふうでもなく……ただ、そこに座っているだけだった。


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「……あ。キリエちゃん、いらっしゃ~い♪」
「……オマエのコトだから、見苦しいくらい泣き喚くもんだと思ってたけどね?」
「お別れの時が来ても、絶対泣かないってアントワーヌちゃんと約束してたから♪ ちゃーんと、……最後まで、ちゃんと守らなきゃ」
「……そうかい」
「それにね、アントワーヌちゃんはいなくなるわけじゃないから♪」
「うん?」
「魂だけになって、姿が見えなくなるだけだから。心の中で想えば、いつだって会えるんだよ。……だから、いなくなるわけじゃないよ」

そう言って、フェリクスはニッコリ笑って見せた。

……なるほどな、そういう考え方も悪かないよ。
見えなくなるだけ。心の中でいつでも会える。……確かにそうだね。

「……ほんのちょっとだけど、オマエの言葉に救われる日が来るとはねぇ」

けど、きっとさっきの言葉は、フェリクスが自分に言い聞かせるつもりで口にした言葉でもあるんだろう。
自分の愛した女房と死に別れるんだ。いくらコイツがチャランポランだって、辛くない筈はないんだからね……。




アントワーヌのコト、最期まで見届けてやりたくて。フェリクスと一緒に、時が来るのを待つことにした。
2人でポツポツと取り留めのない話をしてるトコに、


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「うおおおおおおおお!!! こんなのァ、あんまりだあァァーーッ!!! こんなに小せぇ子ぉ遺してッ…可゛哀゛相゛に゛よ゛ォ゛ォ゛ォ゛!!!」

いきなり魔獣の雄叫びみたいな泣き声が響いてきて、思わず心臓が跳ねちまった。
……見に行かなくたって丸分かりだよ。うちの旦那だ。

「っとに、アイツときたら……」
「ねぇ、エルナンド君ってさ」

回収しに行こうと立ち上がったアタシに、フェリクスが笑いかけてきた。

「すっごく温かくて優しい人だよね♪」
「……どうしてここでそんな台詞が出てくんだい……」
「だって、そう思ったから♪ 大きくって温かくって、優しくて強い。ソルみたいね~♪」
「まぁ…ね。……アタシも、そう思うよ」

エルはいつだってアタシを温めてくれる、アタシのソルなんだ。……なんて、こんなコト、恥ずかしいからとても口には出せないけどさ。







号泣しっぱなしのエルを外に出して、暫くすると見舞客も段々途絶えてきた。
そんな中、静かにやって来たのはアントワーヌの弟、ノリーだった。


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「姉さん」
「……ノリー……この子と、あの人を……お願い……」
「分かってる。何も心配いらない」

ノリーの無表情は、相変わらず少しも揺らぐことはなかった。
思えば両親が死んだ時も、ああだったよね……。今際の際に余計な心配させたくないから、いつも通りに振る舞ってるって……確か、そう言ってたっけ。


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「オマエは強いよね。アタシなんか、泣くつもりなかったのにボロ泣きしちまってさ……」
「涙は堪えるより素直に流した方がいい。……姉さんの為に泣いてくれて、ありがとう」
「なんだい、急に……。まぁ、なんだかアイツとは、自分と色々重なる部分が多くてね。つい、感情移入しちまうっていうかさ」
「姉さんもお前のこと、よく気に掛けていた。多分、同じ理由だろう」

……そうか、アントワーヌも、アタシのコトを……。
そういえば、度々言葉をかけてくれたり、励ましてくれたり……悪阻で苦しんでた時なんて、アタシの代わりに魚釣ってきてくれたコトもあったっけ。
……色々心配してくれてたんだ。ありがとうな、アントワーヌ……。








――そして。


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最期にフェリクスとキスを交わして、
アントワーヌは永い眠りについた。

涙の痕を幾筋も残した顔は、それでも幸せそうに微笑んでいて……
とても……とても、綺麗だった――。


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アントワーヌの眠る棺が見えなくなった途端、


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レオノールは、今度はフェリクスに縋り付いて離れなくなった。

「……レオノールちゃん、元気出そ? ママはね、ただ見えなくなっただけなんだよ。お空の上から、いつもレオノールちゃんのこと、見守ってくれるんだ。いつまでもレオノールちゃんが泣いてたら、ママも心配して泣いちゃうよ。だから、ね? パパと一緒に、笑って?」
「……うん……」

涙を零しながら、それでもレオノールはフェリクスに微笑んで見せてた。
その様子を見てたら……なんだか無性に、ペティに会いたくなってきた。








「ペティ。ほら、おいで……」


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ベッドで微睡んでたペティをそっと抱き上げて、その柔らかいほっぺたにキスを落とす。
可愛いペティ。アタシとエルの宝物。

……いつか、
いつか、アタシも、あんなふうにペティやエルと死に別れる日が来るんだ。

……どんなに嫌でも、離れたくなくても、遅かれ早かれ、いつかは……


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「……離れたくないよ……ペティ、エル……」

思わず、涙が零れた。

アタシの様子を見て不安になったのか、ペティまでクシャクシャに顔を歪めて泣き出しちまった。

「ふわあぁ~ん! ふえぇぇ~!」
「ああ、ごめんごめん。ビックリさせちまったね。よしよし、いい子だ。大丈夫、アタシは大丈夫だから……」

……先のコト考えて不安になっちまうなんて、アタシらしくもない。
アントワーヌが死んじまったコトで気が弱っちまったせいだね。

「オマエがいくつになるまで一緒にいられるかなんて、分からないけど……今がこんなに幸せなんだから、それでいいよな。オマエとエルと一緒に過ごす今が、アタシは一番大事だよ」

だけど、まぁなるべくなら。
ペティが成人した姿くらいは、拝んでから死にたいよねぇ……。








真冬の寒空の下、アントワーヌの葬儀はしめやかに執り行われた。


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喪主は弟のノリーだ。普段と同じ、淡々とした声と表情で参列者たちに挨拶してる。
空を見上げてみれば、どんよりとした色の分厚い雲が広がっていた。……今にも雪が降ってきそうだね。

……アントワーヌ。
レオノールのコトは気掛かりだろうけど、あの子にはフェリクスが付いてる。それから、アタシやノリーや、エルだって。みんなで、あの子のコト守ってやるから。
だから、オマエは何も心配しなくていいよ。安心して、いつかまたフェリクスやレオノールに逢えるその時まで。

安らかに、眠っておくれ――。





葬儀が終わって。
アントワーヌの墓の前で、1人ポツンと立ち尽くしてるレオノールに話し掛けに行った。

「……レオノール、フェリクスが待ってるよ。寒いし、早く帰らないと風邪ひいちまう」
「……うん」
「……もう、涙は引っ込んだみたいだね?」
「とうさんとやくそくしたから。かあさんにあんしんしてもらうために、なくのはやめようって」


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「……強いね。流石アントワーヌの子だ。何か困ったコトがあったら、遠慮なくうちに来るんだよ? それから、ペティとも遊んでやっとくれ」
「うん」

頷くレオノールの頭を、出来る限り優しく撫でる。
こんなに小さくても、しっかりしててさ。いい子だよ、本当に。
……近い内に、プリンを作って持ってってやろうかね。

そんなコトを考えてたら、

「ちょっと付き合え」


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唐突に、ノリーから呑みに誘われた。

「そうだね……ま、こんな日なんだ。オマエの気が済むまで付き合ってやろうかね」
「ああ」

帰りが遅くなっちまっても、エルのコトだから察してくれるだろうしさ。
それに、丁度アタシも呑みたい気分だったんだ。タイミング良かったよ。








酒場に着いて、アタシはエールを、ノリーはコロッケをそれぞれ注文した。
こうして友達と一緒に酒場で食事するのは久し振りだね。今夜はアントワーヌの弔い酒ってコトで、ちょいと深酒すんのも悪かない。


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「そういや、アントワーヌもオマエと同じで、酒には滅法弱かったよねぇ」
「ああ」
「なら、弔い酒なんてしたって、アイツはあんまり喜ばないかね……」
「そんなことはない」
「なんだって、そう思うんだい?」
「なんとなくだ」
「なんだそりゃ……」

でもま、弟のオマエがそう言うんだ。その『なんとなく』の勘は、きっと当たってるんだろうさ。

「今夜も冷えるねぇ」
「そうだな」








酔っ払って家に帰ると、まだ起きてたらしいエルがアタシを出迎えてくれた。

「おッ、ようやく帰ってきなすった!」
「エル~、ただいま~」

千鳥足で数歩前に進んだ途端、スッ転びそうになったアタシを、エルがしっかり抱き留めてくれる。
酔って火照った身体に、エルの体温が重なると、これがまた一段と心地いいんだ。……このまま眠っちまいそうだよ。


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「姐さん」
「んっ……」

だけど瞼が閉じるより先に、エルが寄越してきたキスで少しだけだけど目が覚めた。

「さ、ベッドに入って温もりやしょう」
「うん……」

抱かかえられて、寝室へ。
アタシを先にベッドへ横たえたエルの腕を、なんとなく引いてみる。

「おん?」
「なぁ、エル。オマエは、アタシと結婚して今も幸せかい?」


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「当たり前でさァ。今もこれからも、おいらぁ姐さんと一緒んなれたこたァ、今まで生きてきた中で最っ高の幸せなんだからよゥ」
「アタシが……オマエとペティを置いて、先に死んじまっても……同じコトが言えるかい?」
「勿論。何遍だって、幸せだって言えやすぜ。おいらぁ姐さんと番いになる為に生まれてきたんでござんすからね!」

そう、言い切って。
エルは、ソルみたいな眩しい笑顔をアタシに向けてくれた。
アタシの不安なんか、一瞬でどっか行っちまうくらいの、眩しくて温かい笑顔だ。

「……うん、そうだね。アタシもオマエと一緒になれて、本当に幸せだよ」

ベッドに潜り込んできたエルが、そのままアタシを抱き締めてきた。

「先々のことが不安になるのぁ解りやすぜ、姐さん。したが、今は取り敢えずそんなもんは脇に置いといてよ、いい夢見て心ぉ癒して下せぇよ」
「……うん。……エル、もっとキツく抱いとくれ……」
「へィ♪」

不思議だよね。
分厚い筋肉で覆われたエルの身体はガッチリ硬い筈なのに、抱き締められたまま眠ってもちっとも不快じゃないんだ。むしろ、安心する。

「おやすみ、エル」
「へィ、おやすみなせぇ、姐さん♪」

いつか、この温みとも別れる時が来る。必ず。
だけど今は、先のコトなんか考えないで、この心地良さに溺れていよう……。











28日。
朝飯食って、さあ出掛けようって段になって、


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「姐さん♪ 子作りしやしょう♪」

エルが後ろから覆い被さってきた。

「……オマエ、今日は鍛錬に行くんだろ? 行く前から無駄に体力消耗すんじゃないよ」
「なんの、姐さんと睦み合うのにゃあ、大ぇして体力なんざ使いやせんぜ! むしろ、かえって元気にならぁな!」
「ばかなコト言ってないで……って、ドコ触ってんだいっ! コラッ、ヘンなトコ噛むな!」
「なァ……よござんしょう? あーねさん♪」
「っっっ……!」

……で。
結局は、応じちまうワケだ。
急ぎの用事でもあるってンなら、無理矢理にでも引き剥がすんだけどねぇ……。








それでもまぁ、昼前には闘士の修練場に来れたよ。
エルは1人で行くつもりだったみたいだけど、エルの訓練してるトコ眺めてたかったからアタシも付いてきたんだ。……ま、予定も何もなくて暇してるだけなんだけど。
……あたた……それにしたって腰が痛い……。それもこれも、全部エルのせいだ。ばかエル。


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「……ん? そういやオマエ、その服の色はどうしたんだい?」
「へへッ、どうでござんすかィ? この色もなかなかどうして、キマッておりやすでしょう? ちょいと気合い入れ直そうと思いやして、染め変えてみたんでさァ」
「へぇ……赤もいいね。似合ってるよ」
「へへへッ♪ やっぱし姐さんに褒められんのが、一等嬉しいねェ♪」

青は締まって見えてたけど、赤は……何と言うか、力強さみたいなものを感じるよ。
暖色っていうんだっけ? 暖かみがあって、エルらしい色だ。
ま、いい男は何色でも合うもんさ。……なんて、本人には面と向かって言えやしないけど。恥ずかしくって、さ。

「エル、昼も過ぎたし、ここいらで一息入れよう。……今日は弁当に、ベルカブレッド作ってきたんだ」
「おッ! 姐さんの手作りですかィ!? 嬉しいねェ♪ そんじゃあ、早速頂きやすッ♪」


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生地にベルカを練り込み過ぎたのか、形はパンというよりパンケーキみたいになっちまったソレを、エルは特に何の迷いもなく頬張る。
……アタシもひとつ味見してみたから知ってるけど、生地が半生……っていうかベルカの汁気でビタビタで、正直に言わなくてもクソ不味い。こんなモン、エルに食わせられるかって捨てようと思った。けど、エルは、アタシの作った弁当が食いたいんだって……そう、こないだも言ってたから。

「姐さんの料理はマジに奇抜だぁなァ! お蔭でちぃとも飽きが来ねぇや!」
「……せめてアタシも、オマエくらい上手く料理を作れたらねぇ……」
「なんの、上手くなくたって、姐さんがおいらの為に飯をこさえて下さる。それだけでおいらァ、天にも昇るくれぇ嬉しいんでござんすよ♪」
「エル……」

そんなラダの餌みたいなモン食いながら、よくもまぁ満面の笑顔で宣えたもんだ。
……ある意味じゃ、アタシはきっとエルには一生頭が上がらないよねぇ。








まだまだ鍛錬に励むらしいエルと一旦離れて、アタシはフェイの森まで魚釣りをしに行った。
マトモな飯が作れない分、食材くらいはたくさん調達しといてやろう。……あ。


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「……フェリクス」
「あっ、キリエちゃんだ~♪ こんにちわ♪」
「ああ。……元気そうだね、安心したよ」
「僕はいつだって元気だよ~♪ ねぇねぇ、キリエちゃんもお魚釣りに来たんでしょ? 一緒に釣ろ~♪」
「そうだね」


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フェリクスと並んで、釣り糸を垂らす。
アントワーヌが死んじまって、憔悴してやしないかと気掛かりだったけど……拍子抜けするくらい元気そうだ。

「あ、そういえば昨夜はありがとうね♪ お野菜とかお魚とか、あと焼きガゾもたくさん貰っちゃって」
「あ? 何の話だい?」
「あれ? キリエちゃんも知ってるものだと思ってたんだけど……。昨夜、エルナンド君がね? うちにたくさん食材を持ってきてくれたんだ。これから親1人子1人で大変だろうからって。レオノールちゃんに美味しいものいっぱい食べさせてあげて、元気にしてあげてねって。エルナンド君、凄く泣いてたから、レオノールちゃんもビックリしてたよ、あはは♪」
「……そうか……エルが、そんなコト……」
「同じダロス区住まいだし、遠慮なく頼っておいでって、言ってくれたんだ。エルナンド君は、やっぱりとっても温かい人だね」
「あぁ。……アタシの自慢の旦那だよ。この国一のいい男さ」
「だね~♪」

アタシには何も言わなかったってのに、エルのヤツ……。
フェリクスから話を聞けて良かったよ。……お蔭でアイツのコト、増々惚れ直しちまった。








夕方になってもう一度闘士の修練場へ行ってみると、エルは昼間と変わらない調子で人形相手に鍛錬を続けてた。
おっと……雪がチラついてきたね。頑丈なエルのコトだから風邪なんかひかないだろうけど、ここいらで声掛けて一緒に帰った方が良さそうだ。


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「エル」


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「雪も降ってきたし、そろそろ切り上げて帰ろう」
「迎えに来て下すったってぇのに申し訳ねぇが、今丁度興が乗っちまってるんで! もう少ししたら帰ぇりやすんで、姐さんはお先に帰ぇっといて下せぇよ!」
「むぅ……」

なんだい、せっかく2人で片寄せ合って帰ろうと思ってたのに……。
まぁいいか。エルの為にベッドを温めておいてやるってのも悪かない。

「分かったよ。だけど、あんまり遅くならないどくれよ? ……寂しいからさ」
「へへッ、まぁた可愛いことぉ言いなさる♪ あと1刻程で帰ぇりやすから、家で待ってておくんなせぇよ♪」
「ん……待ってる」

エルの頬にキスをひとつ贈って、アタシは先に帰るコトにした。
うぅ、寒いねぇ……。帰ったら真っ先に、ペティをあやして……添い寝してる内に、ひょっとしたらアタシも眠っちまうかもしれないねぇ。










29日。
闘士長のコルネーリオが危篤だってんで、見舞いに向かってたら親衛隊の衣装に身を包んだイシュルメと擦れ違った。


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ああ、そういや昨日、親衛隊のヤツが1人死んじまったんだっけ。その穴埋めで、親衛隊員副候補だったイシュルメが遂に呼ばれたってワケだ。


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思えばコイツも、随分前から選抜戦にエントリーし続けてたよな。その度に、運悪く決勝でカイルやクレオなんかと当たって負けちまってさ。
形こそちょっとばかし違ったかもしれないけど、長年の夢が叶って良かったじゃないかい。

(これで、マルチナちゃんとドリーンちゃんバトワイザー姉妹は親衛隊員の家でご近所同士になれたというワケですなw 姉妹仲良く交流してる姿が目に浮かぶようだ……(˘ω˘)フフフ…)



長いコト闘士長を務めてきたコルネーリオも、とうとういなくなっちまうのか……。


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アタシが闘士になって、暫くして当時闘士長だったジェニーが死んで。それからずっと、コルネーリオは長として闘士連中を引っ張ってきた。
25歳、大往生だ。コルネーリオも、何も思い残すことはないって満足そうなツラしてやがる。
……お疲れさん。今まで魔獣と戦い通しだったからね、あの世じゃ思う存分、のんびり休んどくれよ。








昼はエルと一緒に、畑で野菜を収穫してきた。


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「こいつァ、でっけぇ赤ニゴだァ! ジュースにすりゃあ、2人前……いやさ、4人前は作れそうでござんすねェ♪」
「たくさん作れたら、フェリクスとレオノールも呼んで一緒に茶ぁすんのもいいんじゃないかい?」
「そいつぁイイや! 是非そうしやしょう、姐さん♪」

あれからエルは、毎日1回は必ずフェリクスたちの家に顔を出しに行ってるようだ。
まだ小さいレオノールのコトが、どうにも気になって仕方ないらしい。元々子供が大好きなヤツなんだ、まだ小さなレオノールが母親を亡くしちまったコトが、相当ショックだったようだね。
レオノールもエルには良く懐いてるってフェリクスも言ってたし、あの子も少しずつ元気を取り戻せてるようで何よりだよ。








夕方になって、コルネーリオの旅立ちを見送ってきた。


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喪主はステラの旦那のルネだ。コルネーリオの長男だからね。
今まで闘士連中を支えてきた大人物がいなくなったワケだけど……さて、どうなるコトかね。
大きな戦力ダウンになったコトは確実だ。後釜が誰になるのかにもよるけど、今まで以上に気合い入れて踏ん張ってってほしいトコだね。











30日。
朝飯のあと、エルにジュースの試飲を頼まれた。昨日山ほど赤ニゴが採れたもんだから、変わった味のジュース作りに挑戦したらしい。色的にはベルカジュースだけど……


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「……うん、悪かないよ」
「そいつぁ良ござんした! ……したが、ちぃとばかしインパクトにゃあ欠けるなァ」
「別に、インパクトなんかなくたって、よかないかい?」
「レオノール嬢ちゃんに、ガツンと元気になってもらう為に振る舞うんだァ。アッと驚くような出来に仕上げてぇんでさァ♪」
「なるほど、そういうコトか」

そりゃいいけど、度が過ぎてあんまり変なモン入れたりするんじゃないよ? まぁ、ステラみたいな常軌を逸したマネはしないだろうから、そこまで心配しなくても大丈夫だろうけどさ。

「おっと、茶菓子も何にするか決めとかねぇとなァ。ここは無難に、クッキーなんかどうでござんしょうかね?」
「いいんじゃないかい。……だけど、サイズにだけは気を付けるんだよ」

前にエルがクッキー焼いてくれたコトあったけど、豊穣ブレッド並みのサイズになっちまってたからね。
繊細な仕事もこなせるってのに、どうにも時たま豪快になっちまうんだよねぇ、コイツ。








市場で、育児品の店の前にヴィヴィアンの姿を見付けたから、年末の挨拶も兼ねて声を掛けた。
イヴォンヌのミルクを買い足しに来たらしい。アタシも少し買って行こうかね。


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「年が明けて少ししたら、ペティちゃんの1歳の誕生日ね。きっと可愛いらしい声でお話してくれるんでしょうね♪」
「ああ、楽しみだよ。誕生日には、エルと2人でベルカケーキを焼いてやるつもりなんだ。……アタシ1人でやっちまったら、惨たらしいコトになっちまうからねぇ……」

産まれて初めて食うケーキが、ラダの餌以下の物体なんて可哀相にも程があるだろ……。
誕生日プレゼントも、忘れず用意してやっとかないとね。フフ、今からほんとに楽しみで仕方ないよ。








30日といえば、グレゴワールとジェレマイアの誕生日だ。
年末だから覚えやすいし、今年もちゃんと忘れずにプリンを用意してきたよ。


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「ありがとう、キリエさん。かえってきてからいただくよ」
「どこか遊びに行くのかい?」
「うん、ともだちとハールのていえんでまちあわせしてるんだ」
「ふぅん。……もしかして、好きな女でも出来たとか?」
「そんなんじゃないよ。そういうの、まだきょうみないから」

ちょっとは慌てるかと思ったのに、つまらない反応だねぇ。
コイツは見てくれがいいから女にモテそうだけど……性格が割と冷めてやがるから、実際近寄ってくるヤツは少ないかもしれないね?




向かう方向が一緒だし、ジェレマイアと2人して城門まで歩いて行ってたら、丁度グレゴワールが帰ってきたところに出くわした。


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「丁度良かった、探す手間が省けたよ。今日誕生日だろ? おめでとう」
「おー、サンキューなー」
「ゲーナの樹を斬りに行ってきたのかい?」
「まーなー。年末だし、ある程度綺麗にしとかねーと気持ち良く新年迎えらんねーだろー」
「オマエもちゃんと国のコト考えてんだねぇ」
「ったりめーだろ、国王なんだしよー。ちっと家で一息入れてから、また夕方までカルナの森に潜りに行くつもりだぜー」

なんだかんだで、根は真面目なんだよねぇ、グレゴワールのヤツもさ。
随分ソラルの剣も手に馴染んできたようだし、あの世でカイルやヴァンも喜んでるだろうよ。








年末だからって特にするコトもないし、魚釣りでもしてボチボチ時間を潰してた。


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今日の釣果はイマイチだね……ワビしか釣れてないよ。あと、ガゾが1匹。








夜になって家に帰ると、玄関前に幸招きの飾りが置いてあった。


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エルが飾っといてくれたんだね。確か去年もそうだった。
アタシはこういうのは大体忘れがちになっちまうから、助かるよ。飾りなんて気分の問題だけど、やっぱり家族の無病息災は願わずにいられないからね。







さて、まだエルは帰ってきてないけど、一足先に晩酌始めてようかね。


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シトラエールかベルカエールかで迷ったけど、やっぱシトラエールにして正解だったよ。サッパリしててバターポトによく合う。

「姐さーん! たでぇま帰ぇりやしたー!」

お、エルが帰ってきた。


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「おかえり、エル。先に晩酌させてもらってるよ。オマエも呑むだろ、シトラエール」
「へィ、いただきやす♪」
「今年も1年お疲れ様」
「お疲れ様でごぜぇやす!」

エール瓶を軽くぶつけ合って、2人同時にシトラエールを呷る。
今年も、いろんなコトが盛り沢山だったね。何てったって、ペティが産まれたのが最大の幸せな出来事だったよ。
悪い事も、色々あったけど……来年もまた、家族一緒にいい年に…

「姐さん♪」


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「睦み合いながら年越すってぇのも、悪かぁねぇでしょう?」
「あ、明日は朝一から新年の儀に行くつもりなんだ、足腰立たなくなっちまったら…」
「その辺はご心配にゃあ及びやせんぜ! ちゃあんと加減しやすから♪」
「ううぅ……!」

1年の、最後の最後までコイツは……!
……でも、まぁ。愛されてるんだって思うと、悪い気はしないっていうか……むしろ嬉しいっていうか……。

……はぁ。
アタシも結局は“女”なんだってコトだよねぇ……。

「そ、その前に、ペティに挨拶させとくれよ……」
「へぇい♪」


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「おやすみ、ペティ。……ったく、オマエの親父には困ったもんだよ……」
「うー?」

アタシと同じ赤毛の頭を撫でてやると、ペティは嬉しそうに笑ってくれた。
可愛いねぇ、アタシの娘は本当にギャンカワだ。このまま添い寝してやりたいトコだけど……

「さ、あーねさん♪ 向こうのベッドにゆきゃあしょうか♪」
「ううぅ~……!」

……明日、ほんとにちゃんと早起き出来るか心配だよ……。












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アントワーヌちゃん、結婚した時点ですでに割と歳いってましたし、現在の我が国の最低寿命は17歳だしで、それなりに覚悟はしてたんですが……こんなのってないよォォ!!!(ノД`)・゜・。
フェリクス君、リアル年齢に換算すると、若干24歳にして奥さんに先立たれて寡婦になり、まだ3歳の娘をもつシングルファーザーになってしまったということに……。
恐らく今までも似たような境遇に陥ってしまったNPCは他にもいたのでしょうが、結構身近でこういった事が起こってしまうと、とてもショックといいますか……(´;ω;`)ウッ
レオノールちゃんには若い内に結婚してもらって、3人くらい子供に恵まれてほしい……!フェリクス君も沢山の孫に囲まれたらとても幸せだと思うの……!!兎にも角にも、この父娘にはガッツリ幸せになってもらいたいですゥゥうわーん!!!。*゜(PД`q゜)゜*。


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コメント

辛いお別れ(´;ω;`)ブワッ

いつも更新ありがとうございます(*^_^*)

アントワーヌさん…訃報のお知らせを見た時に“え…”と声をあげてしまいました。結婚も壮年になってからでしたので、ある程度覚悟をもって見守っていましたが、やはり実際にその日が来てしまうと、悲しいです…。
幼い子を残して旅立っていく場面は今まで見てきておりますが、特に1歳の子がベッドから離れずにいると姿には胸がはりさけそうなぐらい辛さがあります。

フェリクスくんは、これからレオノールちゃんとの暮らしになりますが、キリエさんやエルナンドくん達に見守られながら、レオノールちゃんはペティちゃんと仲良くなってもらいたいです(*^_^*) レオノールちゃん、若いうちに結婚して子供をたくさん産んでほしいです。私も衝撃的で上手く言葉にできずにすみません。
アントワーヌさん、幸せだったと思います。好きな人のお嫁さんになれて、子供を産むことが出来たから。

おぉ、バトワイザー姉妹、同じ親衛隊の居住区に住む事になりましたね!
さすがレアさんの娘さんたち、戦士の道に縁があるのでしょうね。

No title

クロッカスさま。いつもコメントありがとうございます!

うちの国の平均寿命が大体17~19歳くらいなので、アントワーヌちゃんのことはいつも気掛かりではあったのですが……いざ本当にお別れとなると、どれだけ覚悟しててもショックですね(´;ω;`)ウッ
しかもまだ1歳そこそこの子供を遺して旅立たねばならないなんて……。別な意味でドラマチックな展開すぎて、ほんとワーネバって時々容赦なくプレイヤーの心を抉ってくるゲームだな!…と、思いました(´ω` )
フェリクス君との結婚生活は、僅か2年ちょっとという短すぎる期間でしたが、きっとアントワーヌちゃんは幸せだっただろうと思わずにはいられません……。*゜(PД`q゜)゜*。

マルチナちゃんとドリーンちゃん姉妹が同じ親衛隊の居住区に住まうことになって、とても嬉しかったです(´∀`*)♪ 欲を言えばお母さんのレアさんと同じ魔導師として活躍してほしかったですが、これはこれで滅多にあることではない……と思うので、大満足してます(∩´∀`)∩ ワーイ♪

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